お掃除テクニック

こたつをしまう時期は? | こたつの正しい掃除方法も

朝晩は冷え込みますが日中は暖かい日が増え、ダウンがいらない日も出てきましたね。
皆さんのおうちではこたつを使っていますか?

冬の間こたつに入ってみかんを食べながらテレビを見たり、ゲームをしたり、床暖房などの技術が発展してきていますが、日本の古き良きこたつの文化もまだまだ廃れてはいません。

こたつの歴史

こたつの起源は室町時代に発展したと言われています。
当時は囲炉裏の上に木の枠を置き、その上に布を置いて暖をとっていたのが始まりでした。
その後、江戸時代になると床を掘って、足を入れられるスタイルの掘りごたつが登場しさらに、昭和に入って電気こたつが普及して現在も様々な発展を遂げて使われています。

こたつにはどんな汚れが溜まりやすいの?

こたつには想像しているよりも多くの汚れやにおいが付着しやすくなっています。

食べかすなどの汚れ

こたつはこたつに入って何かを食べたり飲食する機会が多く、食べ物以外にも飲み物を飲むこともありますよね?
いくらこぼしていなくても食べかすなどが付着している可能性もあり特に天板は汚れが溜まりやすくなっています。
また、布団部分にも食べかすなどが落ちていることもあるので結構汚れやすいです。

皮脂や油などの汚れ

こたつは机の役割も担っているので小さいお子様がいるご家庭ではこたつに入ってお絵描きをしたりすることもあると思います。
クレヨンや絵の具などには油分が含まれているので天板に付着する場合もあります。
また、様々な人が使うので皮脂汚れなどもこたつには付きやすく、そこにほこりが溜まっていくとベタベタしたりこびりついた汚れになる可能性もあります。

ヒーターに溜まる汚れ

天板の裏側にあるヒーターには汚れが付かないように感じる物ですが、ヒーターの網部分には布団や衣服から出る多くのほこりが溜まりやすくなっています。
ヒーターのファンが回って温風を送るタイプのこたつは、ファンの部分に溜まるほこりもチェックしてください。
また、猫や犬などをお部屋で飼っているご家庭では暖かい場所にこもることもあると思います。
抜けた毛などが蓄積していくため、アレルギーやダニが繁殖してしまう可能性も高くなってしまいます。

匂いが残りやすい

こたつ内部には体や衣服から出る匂いや汚れが残りがちです。
こたつで過ごす時間が長い家庭や人数が多い家庭では匂いや汚れが付く頻度も高まりやすくなっています。

内部に湿気がこもりやすい

こたつは布団類を被せて使用するため湿気がこもりやすくなっています。
湿気がこもらないように隙間を作ると冷気を感じてしまうためこたつを使用している場合内部を喚起しないご家庭がほとんどなのではないでしょうか?
湿度と温度が高い環境だとカビやにおいが発生しやすい環境になってしまうため注意が必要です。
布団内部だけではなく、湿度が高いために天板裏や床にも水分発生し結露を起こしてしまうこともあります。

こたつを掃除するタイミングは?

本格的なこたつのお掃除はこたつを出す時と、しまうときです。
こたつを使うシーズン中は使った後は毎日天板を拭く、使っていない瞬間を狙って布団内部に溜まった湿気を追い出すために換気を行ってこまめにお掃除するようにしましょう。
こまめにお掃除を行っていれば、しまう時も大変な思いをして大掃除しなくてもすんなりしまうことができます。

こたつの正しいお掃除方法

それではこたつの正しいお掃除方法についてご紹介します。

本体(机部分)のお掃除

【準備するもの】
・乾いた布や柔らかいタオル
・濡らして硬く絞った布
・掃除機

①コンセントを抜きこたつの温度がしっかり下がっていることを確認します。

②天板と布団類を外します。

③掃除機を使って天板や本体の裏、脚の付け根などについた誇りを除去します。

・汚れが少ない場合・
④乾いた布で全体をからぶきする

・汚れがひどい場合・
④全体を濡らした布でしっかりふき取っていく

・汚れが落ちない時・
④台所用の中性洗剤を水で薄め、布に染み込ませてしっかり絞り、気になる汚れの部分をふき取ってください。
⑤中性洗剤を使った場合は必ず最後に真水で濡らした布をしっかりと絞って中性洗剤の成分が残らないようにふき取っていきます。

こたつのお掃除で濡れた布を使ってお掃除した場合は最後に乾いた布を使ってしっかりと水分をふき取って乾燥させてください。
また、除光液などを使ってしまうとこたつに施されている塗装が傷む可能性があるので絶対に使用しないでください。

ヒーター部分のお掃除

ヒーターは各ご家庭のこたつによって取り外せる場合とそうでない場合があるので説明書を必ず読んでからお掃除を始めてください。

【準備するもの】
・新聞紙やレジャーシート
・ドライバー(必要な場合)
・掃除機
・ゴム手袋や軍手
・綿棒、古い歯ブラシ
・大きめのビニール
・はさみ
・ブロワーやエアダスター(必要な場合)

①コンセントを抜き、こたつの温度がしっかり下がったことを確認します。

②新聞紙やレジャーシートを敷き、その上にこたつを裏返しておきます。

③ヒーター部分が取り外せる場合は取り外します。

④ヒーターのあみの部分についているほこりを掃除機で除去します。

⑤ゴム手袋や軍手をはめ、綿棒や歯ブラシを使って掃除機で取り切れなかったほこりを取り除いていきます。

ヒーターが取り外せない場合

ヒーターが取り外せる場合と準備するものはほぼ変わらず、そこに粘着テープを追加します。

①コンセントを抜き、こたつの温度がしっかり下がったことを確認します。

②新聞紙やレジャーシートを敷き、その上にこたつを裏返しておきます。

③ヒーター部分が取り外せる場合は取り外します。

④ヒーターのあみの部分についているほこりを掃除機で除去します。

⑤ゴム手袋や軍手をはめ、綿棒や歯ブラシを使って掃除機で取り切れなかったほこりを取り除いていきます。

・ほこりを吹き飛ばす方法・

奥のファンなどにほこりが溜まって掃除機や粘着テープでは取り除けない場合はエアダスターなどでほこりを吹き飛ばす方法を使用します。

布団のお掃除

こたつに使用する掛け布団やマット、カバーなどはまず最初に溜まったほこりを除去することから始めましょう。
布団掃除機などがある場合はそれを使って全体のお掃除をしてあげましょう。

こたつの掃除機がかけ終わったら、ご家庭の洗濯機を使って洗えるようであれば洗ってしっかり乾燥させます。
家で洗濯が難しい場合はコインランドリーの布団が洗える洗濯機を使ってもいいですし、クリーニング店に持ち込んで依頼するのも一つの手です。

まとめ

ぬくぬく家族だんらんを過ごせるこたつ。
家族が快適に過ごすためにもこたつは清潔を保っておきたいですよね?
また来年、気持ちよく過ごせるように正しいお掃除方法でこの春しっかりとお片付けできるとよいですね!


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