暖かい日差しが差し込む日が増え、夏に向けてエアコンのお掃除をし始めた方もいるのではないでしょうか。
エアコン本体のお掃除はしていても室外機のお掃除はできていますか?
エアコン本体のお掃除はしっかりしていてもさすがに室外機までは手が回っていないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、室外機のお掃除についてご紹介したいと思います。
室外機をお掃除したほうがいい理由

室外機は家の中というよりは外に置いてあるもののため、正直普段あまり気にすることがないですよね。
実は室外機が汚れていたり、知らない間に詰まっていたりするとエアコンの危機が悪くなり電気代が上がってしまう悪循環が生まれてしまいます。
更に冷暖房の効率が下がり(お部屋が中々暖まらない、冷えない)、最悪の場合はエアコンの故障に繋がる恐れもあるのです。
室外機はなぜ汚れるの?

外に置いてある室外機に付く汚れとはどんなものが上げられるのでしょうか?
落ち葉・枯草・土ぼこり
買ったら壊れるまでずっと外に置かれる室外機。
外においてあれば風の強い日は風の影響を受けやすく、ファンの中やフィンに舞い上がった土埃が溜まっていきます。
また、秋になれば落ち葉の季節。
落葉樹や木のそばに室外機があれば落ち葉が入り込んでしまうこともあるでしょう。
虫・蜘蛛の巣・鳥のフン
室外機は基本的にファンが動くだけなので、小さな虫や蜘蛛が巣を作ることもあります。
外に置いてあるので、鳥のフンもつきやすいです。
また、このような汚れが溜まっていくと異臭の原因や内部の故障に繋がる恐れがあります。
雨・風・排気ガス・粉塵やチリ
雨が降れば泥が跳ねたり、風でゴミが運ばれてくることもあります。
都会や道路沿いだと排気ガスのススで黒ずんだり、工事現場が近くに会ったりすると細かい粉が舞うため室外機に付着しやすくなっています。
動物の毛
冬場は室外機が暖かいため、外にいる動物たちが寄ってくることもあります。
その時に動物の毛をファンが吸い込んだりする場合もあります。
こういった汚れが積み重なっていくと冷却フィンの間に汚れが詰まり、空気の流れが悪くなってしまいます。
室外機のお掃除方法

音が変、風が弱い、エアコンの冷えが悪い又は暖まらないなどの不具合が出たら室外機の詰まりが原因かもしれません。
1.安全を確保する
お掃除を始める前にまずは怪我をしないために、コンセントを抜きましょう。
しっかり感電を防止したい場合はブレーカーごと落としてしまっても大丈夫です。
2.外側のごみを取り除く
室外機の周りに落ちているゴミを除去します。
雑草が生えている場合は雑草も伸びてファンに絡まる可能性もあるので取り除いてしまうほうが無難です。
3.冷却フィンのほこりを取り除く
①掃除機を使う
掃除機のノズルを細いものに変えて、フィンの方向に沿ってやさしく吸い取りましょう。
力を入れてやると変形の恐れがあるので注意しましょう。
②エアダスターを使う
吹き出し口から中に向かって軽く吹いてあげましょう。
ほこりが飛び出す可能性があるので、マスクなどをしてしっかり防御しましょう。
③フィン用のクリーナーを使う
ホームセンターにフィン専用の洗浄スプレーが販売されているので、使用するのも1つの手です。
専用クリーナーを吹きかけて5~10分程度放置した後、水で流します。
4.ファンのお掃除
乾いた布やブラシを使って羽根を拭いてあげましょう。
もし汚れがひどい場合はキッチン用の中性洗剤を水で薄めて拭いてあげましょう。
室外機をお掃除するときの注意点
室外機や外の壁などをお掃除するときに使えるのでは?と思い当たるのが高圧洗浄機ですが、高圧洗浄機は使わないほうが良いです。
なぜならば、高圧洗浄機の水の勢いでフィンが曲がってしまったり、勢いが良すぎて内部に水が入って壊れてしまう可能性があるためです。
また、水をかけてお掃除したい場合は必ず電源を完全に落としましょう。
水を使って洗い終わったら必ずしっかりと乾燥させることも忘れないでください。
プロにお任せするのもお勧め!
室外機は分解してお掃除することが難しいものでもあります。
また、外に置いてある機械なので汚れがひどいことも予想されるので、もし自分でお掃除が難しい、汚れがひどいと感じた場合はプロにお掃除をお願いしてみるとよいでしょう。
私たちクリナークでも、エアコンクリーニングのオプションで室外機清掃を行っています。
下記よりお気軽にご相談下さい。
エアコン本体だけではなく、室外機にも少し目を向けてしっかりお掃除して暑い夏や寒い冬を超えられるといいですね!