今年の夏も酷暑と呼ばれるほどラニーニャ現象の影響もあってものすごく暑かったですね・・。
この夏、一日もエアコンをかけない日はなかったのではないでしょうか?
そんなエアコンですが、ここ最近のエアコンは内側のフィルターを人の手で掃除するタイプのものではなく、エアコン本体が電源を切れば自動でお掃除をしてくれるものが増えましたね。
皆さんのご家庭のエアコンは自動お掃除機能がついているエアコンでしょうか。
そんな自動お掃除機能がついているエアコンについてお話します。
エアコンのお掃除機能はどこに作用しているの?
エアコンの自動お掃除について皆さんはエアコンのどの部分をお掃除してくれているのかご存じでしょうか。
自動洗浄と一口に言ってもフィルターだけなのか、はたまたエアコン内部全体をすっきりさせてくれているのかわかりにくいですよね。
自動お掃除の機能がついているエアコンの自動お掃除とは、機種にもよりますがほとんどがフィルターのみのお掃除になり、エアコン本体のクリーニングは自動お掃除だけでは行うことができません。
そのため、フィルター以外の部分にたまってしまった埃や汚れなどは自分たちで掃除しなければならず、自動お掃除だからとほっといてしまうと最悪エアコン内部にカビが生えた状態で使用することになってしまいます。
エアコン内部に付着する汚れとは
それではエアコンにはどのような汚れが付着しやすいのでしょうか。
埃
まず第一にたまりやすいのが埃です。
床など下にたまった細かい埃や塵が、人が歩くたびにまき上げられ上から下に落ちてくる段階でエアコンの上にも埃や塵が落ちてきます。
また、エアコンは電気を使っているので少なからず静電気が発生しており、エアコン自体が埃を引き寄せてしまっている場合もあります。
電気などの掃除がしずらい所にもよく埃がたまってしまうことがありますよね。
それは、静電気が発生し自らが埃を引き寄せているから埃がたまりにくそうな部分にも埃がたまってしまっている原因になっているのです。
油や煙
最近ではリビングとキッチンが一緒になっているご家庭も増えてきました。
お料理をしながら小さいお子様の様子を確認できるので家事を進めていくには最適な空間です。
キッチンでは換気扇も使用するのでそこまでエアコン自体に油や煙が行くことはないと考えがちですが、意外とエアコンの内部にも影響があります。
換気扇もすべての煙を余すことなく外に出すには限界があり、やはり今年の夏場のように一日中エアコンを使用していれば少なからずキッチンから出た煙は、エアコン内部を伝って外に出たり空気を正常化して部屋に循環させたりしています。
換気扇フィルターをしっかり使用していたとしてもやはりエアコンにも影響があるので、キッチンと二間続きになっている場合はまめなエアコン掃除が必要であると考えた方が良いです。
タバコ
健康のために禁煙される方が増える一方、電子タバコという本来のタバコよりも害が少ないとされるタバコがでましたね。
皆さんのご家庭ではタバコを吸われる方はいますか?
このタバコも換気扇の下で吸っていたとしても、換気扇では取り除くことができなかった煙がエアコンにも影響を及ぼすことがあるということを知っておいてください。
黒カビ
意外に思われる方も多いかもしれませんが、お掃除機能付きエアコンこそ黒カビの発生に気をつけましょう。
なぜなら最近のエアコンは送風口(ルーバーと言います)がぴったりと締まり、エアコン自体の密閉率が非常に高い状態です。
つまり、水分が程よくあり密閉率が高くなればそれだけ黒カビが発生しやすい状況をつくり出しているということになります。
黒カビが生えたままの状態でエアコンを使用すると悪臭の原因になったり、アレルギーなど人体にも影響が出たりエアコンの故障の原因にもなりかねません。
オフにしてない?自動お掃除機能
エアコンのお掃除機能ですが、基本的にはスイッチを切ると自動でお掃除が始まるものがほとんどです。
しかし、エアコンのスイッチをオフにしたのになかなかエアコンのスイッチが切れない、音がうるさいなどの理由からもう一度エアコンのスイッチを切りなおしていませんか?
実はこの2回目のスイッチを切ってしまうとエアコンの自動お掃除機能の電源を切ってしまっているので、自動お掃除ができていないなんてことがあったりします。
自動お掃除機能がついているのになぜかエアコンが匂ったり、久々にフィルターを見て見たら驚くほど汚れていたなんてことはありませんか?
実はエアコンのお掃除機能を切ってしまっている可能性があるので、自動お掃除機能がついているエアコンがご自宅にある場合はスイッチがついているのではなくお掃除をしているところなので、動いていても電源を切らずに我慢強く待ちましょう。
お掃除後のゴミはどこへ行く?
エアコンのお掃除機能についてほとんどがフィルターのお掃除だけしてくれているということがわかりましたね。
それではそのお掃除の後に出る埃やゴミたちはどこに行くのか、皆さんはご存じですか?
実は、自動お掃除をしてくれるエアコンには2種類あって、自動清掃された埃を屋外へ排出してくれる機能がついたものとダストボックスにゴミを溜めていくものがあります。
屋外へごみを排出してくれる機能がついている物はホースを使って外へ排出しますが、このホース内に埃がたまってしまうとうまく埃を排出することができず、フィルターの掃除が終わってもエアコン内部に埃がたまってしまうケースがあります。
また、ダストボックスがエアコンに搭載されている物についてはそのダストボックスにたまったゴミを自分たちで捨てないとそのまま埃やゴミがたまり続けてしまいます。
埃やゴミがたまり続けた結果、お掃除機能が正常に機能しなくなり故障の原因となってしまいます。
自動お掃除機能だけにお任せしない
エアコンのお掃除機能がエアコン全体のお掃除をしてくれているわけではないということがわかりましたが、エアコン内部の黒カビ増殖を抑える簡単な方法があるのをご存じですか?
冷房や除湿の機能を使った後はエアコン内に水分が残っている状態になるため、その水分を乾燥させる必要があります。
エアコン内部の水分を乾燥させるには送風機能又は暖房機能を使って一度エアコン内部を強制的に乾燥状態にさせてあげましょう。
一度ついてしまった黒カビは簡単には落とせないので、自分でやるのではなく業者に頼んでクリーニングしてもらうのが一番きれいになりますし、下手に触ってエアコンが故障してしまうようなトラブルにもなりません。
まとめ
エアコンも一昔前よりは買いやすくなりましたがお安いお買い物とはいえません。
エアコンの自動お掃除機能についてお掃除機能だけに頼らず自身でもこまめにケアを行うことでエアコン自体を長持ちさせていけるといいですね!