近年はお家でもおいしいコーヒーを飲むことができる機械が発達してきました。
以前はお店や会社内などで使われていたコーヒーメーカーが、自宅でも使えるようにコンパクトなサイズになり、専用のフレーバーなどをいれれば通常のコーヒーだけではなく様々な味の飲み物を作ることができます。
そんなコーヒーメーカーですが、お手入れ方法はご存じでしょうか?
ご自宅に置いてあれば様々な人が使う機械でもあるので清潔にしておきたいですよね。
今回はそんなコーヒーメーカーのお手入れ方法についてご紹介します。
コーヒーメーカーの汚れとは
コーヒーメーカーに付着する汚れやポイントをご紹介していきます。
コーヒーオイルの蓄積
・コーヒー豆には油分が含まれており、抽出時にこの油分がコーヒーメーカーの内部に蓄積します。
特にフィルターやポット、パイプラインに残りやすく、時間とともに汚れとなります。
コーヒーカスの残留
・使用後にフィルターに残るコーヒーカスが完全に除去されないと、カスが内部に残って腐敗し、異臭やカビの原因になります。
水垢やミネラルの堆積
・水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、タンクやパイプに堆積し、水垢となります。これが機械内部で詰まりを引き起こしてしまいます。
不適切な保管
・使用後にしっかり乾燥させないと、内部に水分が残りカビやバクテリアの繁殖を促進します。
また、湿気の多い場所に保管することも同様の問題を引き起こします。
使用頻度
・コーヒーメーカーを頻繁に使用すると、内部に汚れがたまりやすくなります。
特に、適切なメンテナンスを怠るとすぐに汚れてしまいます。
フィルターの不使用
・フィルターを使わずにコーヒーを抽出すると、細かいコーヒーカスがパイプやポットに入り込みやすくなり、汚れの原因となります。
コーヒーメーカーの平均寿命はどのくらい?
コーヒーメーカーの種類としては大きく分けると2種類あります。
まず一つ目が家庭用のコーヒーメーカー。
ご自宅に置いて置けるコンパクトなコーヒーメーカーのことです。
次に商業用コーヒーメーカー。
お店や商業施設に設置されているコーヒーメーカーのことです。
家庭用コーヒーメーカー
家庭用コーヒーメーカーの平均寿命は大体5~7年と言われています。
使用頻度が商業用のコーヒーメーカーよりも多くないため比較的長い間使える機械です。
しかし適切にお手入れをしている場合に限りますので、お手入れを怠ってしまうとそれよりも前に機械が傷む場合もあります。
商業用コーヒーメーカー
商業用コーヒーメーカーの場合は使用頻度が高いため、家庭用に比べると平均寿命が1~2年と短いことが多いようです。
しかし、お手入れが細かく行われていれば平均寿命が上記よりも伸びる場合があります。
寿命を延ばすためのポイント
・定期的なメンテナンス
定期的に掃除を行い、水垢やコーヒーオイルの蓄積を防ぎます。
・適切な使用
過剰な使用や不適切な使い方を避け、メーカーの指示に従って使用します。
・高品質の水を使用
ミネラル分の少ない水を使用することで、機械内のカルキなどの堆積物を減らし、寿命を延ばすことができます。
・フィルターの適切な使用
正しいフィルターを使用し、細かいコーヒーカスが内部に入らないようにします。
・部品の交換
ゴムパッキン、フィルターなどは定期的に交換しましょう。
掃除の注意点と掃除の頻度
コーヒーメーカーを掃除する前に注意点を確認しておきましょう。
電源を切る
掃除を始める前に必ずコーヒーメーカーの電源を切り、プラグを抜きましょう。
メーカーの指示に従う
コーヒーメーカーの取扱説明書に記載されている掃除方法や注意事項を確認し、それに従います。
特に、使用してはいけない洗剤や掃除方法についての指示を守りましょう。
酢の使用
酢は強力な洗浄効果がありますが、金属部分に長時間触れさせないように注意しましょう。
また、酢の匂いが完全に取れるまでしっかりとすすぎます。
部品の取り扱い
取り外し可能な部品(フィルターバスケットやコーヒーポットなど)を掃除する際は、破損しないように注意して扱いましょう。
化学洗剤の使用
酸性の強い洗剤は避けましょう。
これらの洗剤は、コーヒーメーカーの内部や部品を傷める可能性があります。
水の使用
電気部分に水がかからないように注意します。
特にタンクの外側や電源部分には水がかからないように拭き掃除をします。
すすぎ
酢を使用した後は、必ず水で十分にすすぎます。
これにより、酢の残留物や匂いが残るのを防ぎます。
頻度
コーヒーメーカーは使用頻度に応じて、月に1回程度の掃除がおすすめです。
早速お掃除してみよう
コーヒーメーカーの汚れの原因や注意点、掃除の頻度などがわかったところで早速お掃除を始めてみましょう。
必要なもの
・酢又はクエン酸
・重曹
・水
・コーヒーフィルター(必要に応じて)
・柔らかい布やスポンジ
・歯ブラシ
①コーヒーメーカーの電源を切り、プラグを抜きます。
②コーヒーポットとフィルターバスケットを取り外し、洗います。
細かい部分やコーヒー渋が強い場合は、水と重曹を1:2の割合で混ぜてペースト状にし、歯ブラシで擦ると落とせます。
③水タンクに酢と水を1:1の割合で混ぜて入れます。
④コーヒーメーカーにフィルターバスケットをセットし、必要であればフィルターも入れます。
⑤コーヒーメーカーを通常通りに運転し、酢水を全て通します。
⑥酢水が全て通ったら、コーヒーメーカーを停止し、タンクを空にします。
⑦水タンクに新しい水を入れ、再度コーヒーメーカーを運転して水を通します。
これを2~3回繰り返して酢の匂いを取り除きます。
外部の掃除
コーヒーメーカーの外側を柔らかい布やスポンジで拭きます。
汚れがひどい場合は中性洗剤を使って拭いても構いませんがその後しっかりと洗剤が残らないように拭き取ります。
フィルターやポットの掃除
フィルターバスケットやコーヒーポットを再度洗い、乾燥させます。
乾燥は風通しの良い日陰で行いましょう。
この掃除を1ヶ月に一度程度行うことで、より美味しいコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーメーカーを長く使うために
コーヒーメーカーもお安いお買い物ではないので、できるだけ長く使っていきたいですよね?
長く維持するためにも以下のことに注意してみましょう。
①定期的なメンテナンス
定期的な掃除とメンテナンスを行うことで故障を防止できます。
②適切な使用
取扱説明書に記載された通りにコーヒーメーカーを使用します。
③高品質の水を使用
フィルターを通した水やボトルウォーターを使用することで、カルキやミネラルの堆積を防ぐことができます。
④適切な設置場所
コーヒーメーカーを安定した場所に設置し、衝撃を避けるようにします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
目覚めの一杯に、朝ごはんやおやつ時に。
様々なシーンで活躍するコーヒーメーカーのお手入れをしっかりして、日々の暮らしを少しランクアップさせてみませんか?