ここ数年、電気代がすごく上がりましたよね。
エアコンをずっとつけっぱなしにしておくのも電気代がかかって頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
電気代を節約するために、エアコンと扇風機の両方を使ったり、扇風機よりも手軽で置き場所に困らないサーキュレーターを使っているご家庭も増えていると思います。
今回はサーキュレーターのお手入れ方法についてご紹介していこうと思います。
サーキュレーターと扇風機の違いは何?
まずはサーキュレーターと扇風機の違いについて、確認しておきましょう。
どちらも空気を動かすための家電製品ですが、その用途や機能に違いがあるのを皆さんはご存じでしょうか。
扇風機
①用途: 暑いときに風をおこして人が涼を得るために使用するもの。
②構造: 大きな羽根がついており、広い範囲に風を送ることができる。
③風の性質: やわらかく広がる風が特徴で、物によっては風の強さを段階的に変えられる。
④設置場所: リビングや寝室など、人がいる場所に設置されることが多い。
⑤使用シーズン: 主に夏場に使用される。
サーキュレーター
①用途: 人に直接使われるのではなく、室内の空気を循環させるためのもの。
②構造: 扇風機に比べて、小さな羽根と狭い角度で風を送る設計になっているため風が強い。
③風の性質: 強く遠くまで届く直線的な風が特徴。
④設置場所: 室内のどこでも設置可能で、エアコンや暖房の効率を上げるために使用されることが多い。
⑤使用シーズン: 一年中使用可能。
夏はエアコンと併用して冷気を拡散させ、冬は暖房と併用して暖気を循環させる。
このように、扇風機は直接風に当たって涼しさを感じたいときに、サーキュレーターは室内全体の空気の流れを良くして、温度を均一に保つために使用するという違いがあります。
サーキュレーターの汚れとは?
それでは、サーキュレーターにはどのような汚れが付きやすくなっているのかをご紹介していきます。
①ほこり
サーキュレーターの羽根やフィルター、内部の隙間などにほこりがたまりやすくなっています。
特に長期間使用すると、ほこりが風と一緒に舞い上がり、部屋の空気を悪化させる場合があるので注意が必要です。
②油汚れ
キッチンで使用する場合、料理からの油分が空気中に浮遊し、サーキュレーターの表面や内部に付着します。
油汚れは、ほこりと結びついて落としにくい頑固な汚れになることがあります。
③カビ
湿度の高い環境で使用すると、内部にカビが生えることがあります。
特に梅雨時や脱衣所など湿気の多い場所では注意が必要です。
④ペットの毛
ペットがいる家庭では、ペットの毛がサーキュレーターの吸入口やフィルターに付着しやすいです。
このように、使用する場所と環境によって付着する汚れは変わってきます。
落としにくい汚れになってしまう前にしっかりお手入れすることが大切になってきます。
サーキュレーターをお掃除をする前に
サーキュレーターのお掃除に入る前に注意点しなければならない点がいくつかあるので、必ずチェックしてから尾を氏を行うようにしましょう。
①電源を切り、プラグを抜く
掃除を始める前に感電や機器の故障を防ぐため、必ず電源を切り、プラグをコンセントから抜いてください。
②分解できる部分を確認
取扱説明書をよく読み、分解して良い部分と、してはいけない部分を確認しましょう。
多くのサーキュレーターは、カバーや羽根が簡単に取り外せるようになっています。
③柔らかい布やブラシを使用
掃除には、柔らかい布やブラシを使用してください。
硬いブラシや金属製の道具を使うと、サーキュレーターを傷つける場合があるので注意しましょう。
④洗剤の使用に注意
中性洗剤を使って掃除する場合は、しっかりと洗剤を洗い流し、完全に乾燥させてから組み立てましょう。
強力な洗剤やアルコールはプラスチックを傷めることがあるので避けるのが無難です。
早速サーキュレーターをお掃除してみよう
注意点などいろいろわかってきたところで早速お掃除をしていきましょう。
【準備するもの】
・柔らかい布やタオル
・中性洗剤
・歯ブラシ
・エアダスター
・ドライバー(必要に応じて)
・バケツ(サーキュレーターの羽などを入れるためサイズは大き目が良いです。)
基本のお掃除
①安全のため、掃除を始める前に必ず電源を切り、プラグをコンセントから抜いてください。
②取扱説明書に従って、サーキュレーターのカバーや羽根を取り外します。
ドライバーを使用してネジを外す必要があるので、ネジなどをなくさないようにしましょう。
③取り外したカバーと羽根をバケツに入れ、中性洗剤を溶かした水で洗います。
歯ブラシや布を使って、ほこりや汚れを優しく取り除きます。
④汚れが落ちたらしっかりと流水で流してしっかりと乾かします。
乾かすときは風通しの良い日陰で乾かしましょう。
本体内部の掃除
サーキュレーター本体の内部は水を使わずに掃除します。
柔らかい布やエアダスターを使ってほこりを取り除きましょう。
特にモーター部分に水がかかると故障の原因になるため、水がかからないように注意してください。
フィルターの掃除
フィルターがついている場合はフィルターを取り外してお掃除しましょう。
フィルターは水で洗えるものと、乾いた布やブラシを使ってほこりを取り除くものがあります。
覚悟家庭で使用しているサーキュレーターによってお手入れ方法が違うので、必ず説明書を読んでから行ってください。
まとめ
夏の時期だけではなく1年を通して使う事が出来るサーキュレーター。
お手入れを怠ってしまうと室内の空気だけではなく、ほこりも一緒に循環させてしまうことになるので、ご家族の健康のためにも清潔な空気を循環させられるようにしましょう!