お掃除テクニック

アレルギー症状を抑えるためのお掃除方法は? | アレルギー症状に対するお掃除のポイントをご紹介

近年、アレルギー症状に悩まされる人が増えてきています。
動物の毛や食べ物以外にもハウスダスト、花粉もアレルギー症状の一種としてアレルギーの検査項目に含まれています。

特に、小さいお子様はアレルギー症状が出ると苦しくなってしまったり、早期に治療が必要な場合も出てきてしまいます。
そんなアレルギー症状が極力出ないようにするためにお掃除に関するポイントがあるのでご紹介します。

アレルギー物質がたまりやすい場所とは

アレルギー物質は人間の目に見えるものもあれば見えないものもあります。
今まで問題なかった物質が突然体の拒否反応を起こしてアレルギーとなる場合もあります。
そんなアレルギー物質ですが家の中ではどういった場所にたまりやすくなっているのでしょうか?

  1. 寝室のベッドや布団
    寝具はダニやホコリがたまりやすい場所です。
    布団やマットレス、枕などは頻繁に洗ったり干したりする必要があります。
  2. カーペットとラグ
    カーペットやラグは、ホコリ、ダニ、ペットの毛、花粉などがたまりやすいです。
    定期的な掃除機がけや、可能であれば洗えるラグを使用するとよいでしょう。
  3. カーテンとブラインド
    カーテンやブラインドはホコリや花粉が付着しやすい場所です。
    定期的な洗濯や拭き掃除が必要です。
  4. エアコンと換気扇
    エアコンのフィルターや換気扇は、ホコリやカビがたまりやすい場所です。
    定期的にフィルターの掃除を行いましょう。
  5. ソファとクッション
    布製のソファやクッションもホコリやダニがたまりやすいです。
    洗えるクッションカバーを使用したり、ソファを定期的に掃除することが重要です。
  6. 押し入れやクローゼット
    押し入れやクローゼットの中は湿気がたまりやすく、カビやダニが発生しやすい場所です。
    換気をしっかり行い、収納物を整理整頓することが大切です。
  7. 浴室や台所
    湿気の多い浴室や台所はカビが発生しやすい場所です。
    換気をしっかり行い、カビが発生した場合は早めに除去しましょう。
  8. 床や畳の上
    衣服から落ちる繊維や外部から持ち込まれたほこり、花粉が床や畳には落ちています。
    特に床や畳から距離が近い赤ちゃんや子供は床に落ちているアレルギー物質を吸収しやい状態なので
    こまめに掃除をしてあげないとアレルギー物質を大量に取り込んでしまう危険性があります。

このように、ハウスダストや、ダニ、カビが家の様々な場所に発生しやすいことがわかりましたね。

アレルギーを予防するためのお掃除方法と頻度

残念ながら、アレルギーはその人の体質によって症状が出たり出なかったりまちまちで、お掃除するだけでは症状を抑えることはできません。

しかし、症状を完全に抑えることはできませんがお掃除することでアレルギーを予防することはできます。
アレルギー物質がたまりやすい場所ごとにお掃除方法と頻度をご紹介します。

1. 掃除の頻度とタイミング

  • 定期的な掃除
    部屋の掃除は週に1〜2回が理想的です。
    特にホコリがたまりやすい場所(カーペット、家具、ベッドなど)は定期的に掃除しましょう。
  • カビ掃除は湿気の少ない時間帯に掃除
    湿気が少ない午前中などに掃除を行うと、カビの繁殖を防ぎやすくなります。
  • 床の掃除はできれば人が居ないうちに
    床に落ちているごみや花粉は人が歩くことで舞い上がります。
    その為、効率的にハウスダストを除去するのに一番いいのは、ハウスダストが舞い上がらず下に落ち切っている状態の朝起きて1番です。
    しかし、朝1番に掃除機をかけるのはさすがに難しいので、モップ掛けを起きたらすぐにやることをお勧めします。

2. 掃除機の使用

  • HEPAフィルター付きの掃除機
    ホコリやダニ、花粉を効率的に除去できるHEPAフィルター付き掃除機を使うと効果的です。
    ※(非常に高い効率で微小な粒子を捕捉することができる空気フィルターです。)
  • カーペットやラグ、畳の上は念入りに
    カーペットやラグの繊維にアレルギー物質がたまりやすいため、掃除機をゆっくりかけると吸引力が増します。
    畳の上は井草の繊維に沿ってゆっくりと掃除機をかけていきましょう。

3. 拭き掃除

  • 湿った布で拭く
    ホコリを舞い上げないよう、乾拭きではなく湿らせた布やモップで拭き掃除を行いましょう。
    これにより、ホコリや花粉をより効果的に取り除けます。
  • 床や家具の上部、棚の上などホコリがたまりやすい場所を忘れずに
    定期的に拭き掃除を行い、ホコリを蓄積させないようにします。

4. 寝具の手入れ

  • 布団や枕をこまめに洗濯
    枕カバーやシーツは週に1回以上、布団カバーも定期的に洗濯しましょう。
    できれば、60度以上の温水で洗うとダニを駆除することができますが、布団乾燥機や布団掃除機を利用してもダニを駆除することが可能なのでうまく使いましょう。
  • 布団を干す
    布団は天気の良い日に干して湿気を取り除き、ダニの繁殖を防ぎます。
    干した後に布団乾燥機と布団掃除機を使用して、しっかりとダニを駆除することでアレルギー症状を抑える事が出来ます。

5. エアコンと換気扇の掃除

  • フィルターの掃除
    エアコンや換気扇のフィルターは月に1回程度清掃します。
    これにより、ホコリやカビが室内に循環するのを防ぎます。
  • 換気を徹底する
    室内の空気を循環させ、湿気やホコリを外に出すために、換気を定期的に行います。

6. カビ防止策

  • 浴室の乾燥
    お風呂は使用後に換気を徹底し、壁や床をしっかり乾燥させます。
    カビ取り剤で定期的に掃除することも大切です。
  • 台所や洗面所の排水口も清潔に保つ
    食べ物のカスや汚れがたまりやすい場所は、カビや雑菌の温床となるため、こまめに清掃します。

7. ホコリのたまりやすい小物の整理

  • 不要な物は減らす
    部屋に物が多いとホコリがたまりやすくなるため、必要な物だけを置くようにし、定期的に整理整頓を行いましょう。
  • 収納を工夫
    オープンな棚よりも、閉じた収納を使うことでホコリの蓄積を防げます。

8. カーテンとブラインドの洗濯

  • 定期的な洗濯や掃除
    カーテンやブラインドは少なくとも月に1度は洗ったり拭き掃除を行い、ホコリや花粉を取り除きます。

9. ペットの手入れ

  • ペットの毛の管理
    ペットがいる場合、毛が飛び散るので、こまめにブラッシングし、部屋を掃除する必要があります。
    ペット専用の掃除機やブラシを使うと便利です。

アレルギー症状を予防するためのお掃除で注意することは何?

お掃除方法や頻度がわかってきたところで、お掃除するにあたって注意することをご紹介します。
まずはお掃除する人の身だしなみから。
身だしなみをしっかりとしていないと、お掃除をする本人が大量にアレルギー物質を吸い込んでしまったり、将来的にアレルギー体質になってしまう可能性が高くなります。

掃除中の身だしなみ

  • マスクや手袋を着用する
    掃除中はホコリやアレルゲンが舞い上がる可能性があるため、マスクを着用して吸い込まないようにします。
    また、敏感肌の場合は手袋を使用することでアレルゲンが直接肌に触れるのを防げます。

適切な洗剤やクリーナーの使用

  • 香料や化学物質を含まない洗剤を使用するアレルギーの原因となる香料や強力な化学物質を含まない、低刺激の洗剤やクリーナーを選ぶと良いでしょう。自然由来の成分でできたものも選択肢に入ります。

ホコリを舞い上げないように掃除する

  • 湿った布やモップを使用する
    乾拭きではなく、湿った布やモップで拭き掃除を行うことで、ホコリやアレルゲンが空気中に舞い上がるのを防ぎます。
  • 掃除機の選択
    通常の掃除機ではなく、HEPAフィルター付きの掃除機を使うと、排気からアレルゲンが再放出されるのを防ぐことができます。

換気をしながら掃除する

  • 掃除中に窓を開ける
    部屋を掃除する際は、可能であれば窓を開けて換気を行います。
    これにより、室内の空気が循環し、掃除中に舞い上がったホコリやアレルゲンが外に逃げるようにします。
  • 掃除後もしばらく換気を続ける
    掃除が終わった後も、しばらくの間換気を続けて、舞い上がったアレルゲンを家の外へ排出します。

まとめ

おうちの中のお掃除をしっかりとすることでアレルギーを予防する事が出来ます。
小さなお子様や赤ちゃんいるご家庭ではしっかりとアレルギーの予防をしてあげたいですね。

エアコンなど細かいお掃除が難しい大きい機械は自分で行わずに、業者にお掃除を依頼すると自分ではできない部分もしっかりとお掃除してくれるので、この機会に一度お願いしてみてはいかがでしょうか?

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