お掃除テクニック

炊飯器のお掃除方法 | 正しい炊飯器のお掃除でおいしいご飯を毎日食べよう!

日本人の主食と言えばお米。
パンやパスタ、うどんなどお米以外の主食もありますが、やはり食卓に出てくる頻度が高いのはごはんではないでしょうか。

お茶碗に盛られるだけのご飯もあればおにぎりやチャーハン、チキンライスなど、味付けによって様々な姿に変身できる万能な食材でもあります。
そんなごはんですが、多くのご家庭でご飯を調理するのに使われているのは炊飯器ではないでしょうか?

炊飯器はお米を洗ってお水を入れてスイッチを押すだけで失敗せずにご飯が出来上がる非常に万能な機会でもありますが、その炊飯器の正しいお掃除方法をご存じでしょうか。

今回はそんな炊飯器のお掃除方法をご紹介します。

炊飯器の多様性


近年、炊飯器はご飯を炊くだけにとどまらず、お菓子作りやごはんと一緒に一品料理が作れるようになってきました。
お料理のサイトにも、ちょこちょこ炊飯器を使って簡単にお料理が作れるレシピなどが掲載されています。

実際に炊飯器の機能にもご飯を炊く以外にも使えるメニューが追加されているものも多いです。
その分、炊飯器に付着してくる汚れの種類が増えてきています。

炊飯器につきやすい汚れ

1.ご飯粒やデンプン汚れ

ご飯粒やおかゆにはデンプン質含まれているためその成分が内釜やふたの周辺に付着しやすくなっています。
炊飯中に発生するデンプンがふたや口に飛び散ることで付着し、それを放置してしまうと固まって取りにくくなったり、カビや匂いの原因になります。

2.蒸気による水垢

ふたや蒸気口に残る白っぽいカルシウムの跡(水垢)のことで、水道水のミネラル成分が蒸気とともに付着します。
炊飯器の色味によっては見た目も良くなく、放置するとこびりつき簡単に落とせなくなる場合もあります。

3.油汚れ

炊飯器にはあまり油汚れはつかないのでは?と考える人も多いと思いますが、炊き込みご飯やおこわなどを作ったときや、油を使った料理を炊飯器で作った場合、内釜や内蓋に脂分が付着します。
食材に含まれる油分や調味料が、蒸気や湯気と一緒に発生するためベタつきが残りやすくなります。

4.カビや黒ずみ

炊飯器内部は湿気が非常に多くなりやすい場所です。
そのため、ゴムパッキンのお掃除や乾燥を怠ると黒ずみやカビが発生し不衛生な状態になり、ご飯の風味や品質が悪くなってしまいます。

5.焦げ付きや焼け跡

内釜の底や外側に焦げ跡が付く場合があります。
ご飯が焦げたり、水分やデンプンが付着して熱で焼けることが原因で、内釜の劣化や炊飯器の機能が低下している可能性が高くなります。

6.匂いの蓄積

お掃除を怠るとご飯や調味料の匂いが炊飯器に染みつく場合があります。
毎日使う炊飯器から漂うごはんの香りや、味にも影響が出る場合があります。

炊飯器をお掃除する前に

炊飯器に付着しやすい汚れがわかってきたところで、さっそくお掃除に入りたいところではありますが先に注意点を確認しておきましょう。

1.電源を必ず切る

感電や炊飯器の故障を防ぐため、掃除を始める前に炊飯器の電源プラグを必ず抜いてください。

2.本体は水で洗わない

炊飯器は電化製品ですので炊飯器本体を水に浸したり、直接水をかけたり洗ったりしないでください。
本体外側や内側の汚れは、柔らかい布を使って優しく拭きましょう。

3.金属製のたわしや研磨剤は使わない

内釜は柔らかいスポンジを使い、中性洗剤で優しく洗ってください。
金属製のたわしや研磨剤を使用すると内釜のコーティングが剥がれ、ご飯が焦げやすくなったり、性能が低下する可能性があります。

4.蒸気口や内蓋を定期的にチェックする

蒸気口や内蓋は簡単に取り外せるようになっているものがほとんどです。
はずせない場合は柔らかい布巾やスポンジを使って拭き取ります。

5.ゴムパッキンの取り扱い

ゴムパッキンは汚れが起こりやすい部分で、湿気が残るとカビが発生しやすくなります。
外せる場合は使うたびに優しく洗い、しっかり乾燥させてから戻してください。

6.蒸気の通気口も必ずチェック

蒸気の通り道がデンプンや油汚れで詰まると炊飯器の機能が低下し、炊飯器の故障につながる可能性があります。

7.強い洗剤や漂白剤を使用しない

炊飯器本体や内釜に強い洗剤や漂白剤は使わないでください。
コーティングが剥がれたり、万が一洗剤の成分が残ってしまうと健康被害が出る場合もあります。

早速お掃除を始めよう

炊飯器のお掃除について注意点を確認しながらお掃除を始めていきましょう!

【準備するもの】
・柔らかい布またはスポンジ
・台所用中性洗剤
・乾いた柔らかい布
・綿棒

  1. 感電や本体の故障を防ぐためまず最初に電源プラグを抜きましょう。
  2. 炊飯器本体を柔らかい布を使って拭いていきます。
    油汚れなどが付いている場合は薄めた中性洗剤を布に付けて優しく拭き、さらに水拭きを重ねて洗剤の成分が残らないようにしましょう。
  3. 炊飯器の内釜は取り外して中性洗剤とスポンジを使って汚れを落とします。
    汚れがこびりついてしまっている場合はぬるま湯を入れて少しの間放置するだけで落としやすくなります。
  4. 蒸気口を外してぬるま湯と中性洗剤、スポンジを使って洗いましょう。
  5. パッキンと蓋ははずせる場合はぬるま湯と中性洗剤を使って洗いましょう。
    はずせない場合は綿棒とぬるま湯で濡らした柔らかい布を使ってお掃除しましょう。
  6. 炊飯器のお掃除が終わったら必ずしっかりと乾燥させてください。
    すぐに蓋は閉めずにしばらく蓋を開けておくだけでも内部がしっかりと乾燥できます。

炊飯器の匂いが気になる場合

しっかりとお掃除しても何となくにおいが気になる場合は重曹水を使ってみましょう。

【準備するもの】
・重曹 小さじ1~2杯程度

  1. 炊飯器の内釜に水を張って、小さじ1~2杯程度の重曹を入れてしっかりと溶かします。
  2. 炊飯器を「炊飯モード」で1サイクル運転させましょう。
  3. 炊飯が終わったら内釜に張った水を捨ててしっかりと洗い流します。

炊飯器のお掃除頻度はどのくらい?

炊飯器のお掃除方法はわかりましたが、大体どのくらいの頻度でお掃除するのが望ましいのでしょうか?

使うたびに掃除が必要な個所

炊飯器を使うたびに実は洗ったほうが良い箇所があります。
それは内釜です。
毎回掃除をすることで焦げ付きやこびりつきの原因を取り除くことができます。

週に1度お掃除が必要な個所

炊飯器の蒸気口は週に1度お掃除できるのが理想です。
しかし、ご飯を炊く以外に使った場合は油や調味料の汚れが付着し匂いも残る可能性が高いので使った後に洗ってあげるのが理想です。

月に1度お掃除が必要な個所

ゴムパッキンや本体の内側は月に1度しっかりとしたお掃除ができるとよいでしょう。
内部にほこりや汚れがないかどうか普段からチェックして汚れがあったらさっと拭いておくと清潔に保てます。

まとめ

日本人の主食として欠かせないご飯。
そんなごはんをおいしく食べるためにも、炊飯器のお掃除を正しい方法でしっかりと行って、家族の健康を保てるようになると良いですね!




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