お掃除テクニック

車のシートはお掃除できる | 車のシートのお掃除方法

皆さんのお家には車はありますか?
特に小さなお子様がいるご家庭では、車を持っているというご家庭も少なくないと思います。

車があると子供の送り迎えのみならず、お買い物やお出かけの時に重宝しますよね。
そんな車のシートですが、皆さんはお手入れしたことはありますか?

大きいものでもありますし、夏場は車の中が熱くなっていたり、冬場は外が寒いのでとてもじゃないけどお掃除する気分にはなりませんが、車のシートって実は結構汚れているものです。

今回はそんな車のシートのお手入れ方法をご紹介します。

車のシートが汚れる原因は?

それでは、どのような汚れが車のシートに付着しやすくなっているのでしょうか?

日常使用による摩耗と汚れ

車に乗る時や降りる時に服の摩擦や靴による汚れがシートに付着します。
また、体の汗や皮脂もシートに染み込むことがあります。

食べ物や飲み物のこぼれ

車内での飲食による食べ物のカスや飲み物がこぼれた時に汚れが付着します。
特にジュースやコーヒーなどの飲み物はシミになりやすいです。

ペットの毛や汚れ

ペットを車に乗せると毛がシートに落ちたり、ペット自身の汚れがシートに移ることがあります。

外部からの汚れ

車のドアを開けた際に風で砂やホコリが入り込み、シートに付着することがあります。
特に小さいお子様がいるご家庭ではお出かけの際に泥や砂が靴についたまま車内に持ち込まれることもあります。

外の環境による汚れ

雨や雪の日に乗降する際、濡れた服や傘がシートに触れることで水分や泥が付着します。
また、春先の花粉や秋の落ち葉など、季節によって外部から持ち込まれる物により汚れ方が変わります。

メイクや日焼け止め

化粧品や日焼け止めがシートに移り、シミになることがあります。

喫煙

タバコの灰や匂いがシートに染み込み、特に布製シートでは除去が難しくなります。

運搬物

重い荷物や汚れた物を車内に運び込む際、シートに直接触れて汚れが付着することがあります。

車のシートをお手入れするときの注意点は?

車のシートが意外と汚れていることがわかったところで、お手入れする前に注意点を確認しておきましょう。
車のシートに使われている材質によって注意点も変わるので、ご自身の車のシートに使われている材質を必ず確認しましょう。

一般的な注意事項

①換気
クリーニング中および後には車内の換気を良くし、化学薬品の匂いや湿気を逃がすようにしましょう。

②適切な道具の使用
柔らかいクロスやスポンジ、柔らかいブラシを使用し、シートを傷つけないように注意しましょう。

シート全般における注意点

①テストクリーニング
洗剤やクリーナーを使用する前に、シートの目立たない部分でテストして、色落ちや変色がないか確認しましょう。

②過剰な水分を避ける
水分がシートの内部に浸透すると、カビや腐敗の原因になるため、洗剤を使用する際は適度な水分で行い、しっかりと乾燥させることが重要になってきます。

直射日光を避ける

洗浄後は直射日光に当てずに、風通しの良い場所で自然乾燥させるようにします。
特にレザーシートは、直射日光に当たることによって硬くなったり、ひび割れたりする可能性があるので注意が必要です。

布製シートの注意点

①強い洗剤を避ける
強力な洗剤や漂白剤は繊維を傷める可能性があるため、中性洗剤や専用のクリーナーを使用するようにしましょう。

②適度なブラッシング
柔らかいブラシを使用し、シートを傷つけないように優しくブラッシングします。
強くこすりすぎないように注意しましょう。

レザーシートの注意点

①専用クリーナーの使用
レザーシートにはレザー専用クリーナーを使うことをお勧めします。
一般的な家庭用洗剤はレザーを傷めることがあるため使用は避けた方が無難です。

②コンディショナーの使用
レザーは乾燥しやすい素材ですので、クリーニング後には必ずレザー用コンディショナーを使用して保湿を行い、柔らかさを保つようにしましょう。

③強い力を避ける
レザーシートはデリケートなため、強い力でこすらないようにしましょう。
汚れがひどい場合は、何度かに分けて優しくクリーニングを行うようにします。

早速お手入れしてみよう

注意すべきことがわかってきたところで車のシートのお手入れに入りましょう。
お手入れ方法もシートに使われている材質によって変わるのでしっかりチェックしてから行うようにしましょう。

布製シートの掃除方法

【準備するもの】
・掃除機
・歯ブラシなどの柔らかいブラシ
・中性洗剤(専用洗剤があれば専用洗剤を使ってください。)
・水
・スポンジまたはクロス
・バケツ
・タオル

1.掃除機でゴミを吸い取る

シート全体を掃除機で吸い取り、ホコリやゴミを取り除きます。
隙間や縫い目もしっかりと掃除機をかけましょう.

2.洗剤を作る

バケツにぬるま湯を入れ、中性洗剤や専用洗剤を少量加えてよく混ぜます。

3.洗剤を塗布する

スポンジやクロスを洗剤水に浸し、軽く絞ってからシートに塗布します。
汚れがひどい部分は、柔らかいブラシを使って優しくこすります。

4.汚れを拭き取る

スポンジやクロスで汚れを拭き取ります。
必要に応じて何度か洗剤水をつけ直して、汚れが完全に取れるまで繰り返します。

5.水拭き

きれいな水でスポンジやクロスを洗い、洗剤が残らないようにしっかりと拭き取ります。

6.乾燥

タオルでシートを軽く押さえて余分な水分を取り除きます。
その後、車の窓を開けて風通しを良くし、シートが完全に乾くまで待ちます。

レザーシートの掃除方法

準備するもの】
・掃除機
・柔らかいクロス
・レザー用クリーナー
・レザー用コンディショナー
・水
・タオル

1.掃除機でゴミを吸い取る

布製シートと同様に、シート全体を掃除機で吸い取り、ホコリやゴミを取り除きます。

2.レザー用クリーナーを塗布する

柔らかいクロスにレザー用クリーナーを少量つけ、シート全体に優しく塗布します。
汚れがひどい部分は、クリーナーを少し多めに使い、優しくこすりましょう。

3.クリーナーを拭き取る

きれいなクロスでクリーナーを拭き取り、クリーナーが残らないようにしっかり拭き取り、しっかりと乾燥させていきましょう。

4.レザー用コンディショナーを塗布する

シートが乾いたら、レザー用コンディショナーを柔らかいクロスに少量取り、シート全体に広げていきましょう。
コンディショナーはレザーを保護し、柔らかさを保つために必須になるので丁寧に行いましょう。

5.乾燥

シートをしっかり乾かしましょう。
この時直射日光には当てずに風通しよくさせておくことがポイントです。

車のシートがレザーシートの場合

車のシートがレザーを使っている場合、デリケートな材質でもあるためお掃除するときに使える洗剤に限りがあります。
誤った方法でお掃除するとレザーを傷めてしまう可能性があるので洗剤を使うときは特に注意しましょう。

中性洗剤

レザーには専用のクリーナーが最適ですが、緊急時には中性洗剤を薄めて使用することも可能です。
ただし、テストを行った上で原液を使うのではなく少量を水で薄めて使用してください。

酢と水の混合液

酢を少量の水で薄めた混合液は、レザーの軽い汚れを落とすのに使えます。
ただし、酢の匂いが残ることがあるので、しっかり拭き取ってください。

まとめ

基本的には家族が利用することが多い車ですが、時にはお客様を乗せたりすることもありますよね。
そんなときのためにも、車のシートを清潔に保っておくことは重要になってくるので、夏場や冬場を避けた春や秋口の少し涼しくなったシーズンにお手入れを行ってみてはいかがでしょうか。

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