IHクッキングヒーターが主流になりつつあるガスコンロ。
しかし、今でもIHではなくコンロを使っている方も多いのではないでしょうか?
火力の面などでIHよりもガスコンロの方が使いやすいという理由で変えていない方も多いはず。
そんなガスコンロですが、火力が強い分油が跳ねていたり焦げ付きがあったり、なかなかお掃除が大変な部分です。今回はそんなガスコンロのお掃除方法についてご紹介したいと思います。
ガスコンロの仕組み
普段よくお料理する方はガスコンロの仕組みについてなんとなく知っている方も多いと思います。
ガスコンロって実は結構分解できるんです。
しかし、その分解したパーツの名前まで知っている方は少ないのではないでしょうか?
まず、ガスコンロについて簡単にどんなパーツを使っていてどんな役割をしているのかご紹介します。
天板
火が出る部分以外の板の部分になります。
この板の部分阿は各ご家庭のコンロにより、素材が異なりますがお掃除のしやすい素材が使われています。
【ホーロー】【フッ素コート】【ガラストップ】【ガラスコート】の素材が使われていることが多いようです。
素材によりお掃除方法も変わるため、必ずお掃除前に説明書を読んでからお掃除するようにしましょう。
間違った方法でお掃除してしまうと天板に傷などがついてしまいます。
五徳
『ゴトク』と読みます。
火が出る部分に高さのある黒い台のことです。色が黒いため焦げ付きや汚れがわかりにくく、ついつい汚れていないように感じてしまいがちです。
五徳にも種類があり、【ホーロー製】のものと【ステンレス製】のものが使われています。
バーナー
五徳の下にある火が出る部分になります。
【温度センサー】【点火プラグ】【立ち消え安全装置】【バーナーキャップ】で構成されています。
火事にならないよう、さまざまな安全装置が取り付けられているんですね。
このバーナーも各ご家庭で使われている素材の種類が違うため、説明書を確認してお手入れにあたってください。
ガスコンロ周りの汚れって?
ガスコンロの周りには実はいろいろな汚れが付着しています。
油汚れ
一番の汚れの原因として挙げられるのがこの油汚れではないでしょうか。
餃子やてんぷらなど油をたくさん使ったり油が跳ねる料理はたくさんあります。
吹きこぼし
そうめんやうどん、パスタなどの麺類をゆでた際にうっかり吹きこぼれてしまったという経験はありませんか?
吹きこぼれたときに意外と気が動転しているので、その後のお手入れをうっかり忘れてしまうこともあると思います。
調味料や食材の焦げ付き
色々作った後は意外と食材や調味料がフライパンから飛び出して天板に落ちている、またはバーナーの近くに落ちてしまって料理中に焦げてしまうなんてこともありますよね。
大まかには上記の汚れですが、他にもいつも簡単にお手入れしている方であればお手入れしたときに残ってしまった石鹸かすや、水垢。汚れがひどくなるとカビが生えることもあるんです。
ガスコンロ掃除の注意点
それでは、これからガスコンロをお掃除するにあたって少し注意点をお話しておきます。
ガスを使用する部分のため十分気を付けながらお掃除してください。
①ガス栓を閉める
念のためガスの元栓を締めておきましょう。
②換気を行う
ガスを使っている部分のため念のため換気は十分に行いましょう。
③必ず手袋を着用する
洗剤などで手が荒れてしまったり思いがけないけがの防止のため、着用してください。
④洗剤は素材によって使い分けること
使われている素材によっては使えない洗剤が出てきます。
基本的にどの素材にも使えるのは台所用中性洗剤なので、不安な場合は台所用中性洗剤を使用します。
⑤天板やガスコンロ事態に何か異常がある場合は無理にお手入れをしない。
天板にひびが入っていたり、隙間などがある場合はそこに洗剤や水分が入り込み故障の原因になるため無理にお手入れするのはやめましょう。
早速ガスコンロをお掃除してみよう
それでは、早速お掃除に入りましょう。
[準備するもの]
・大きめのビニール袋
・柔らかい布巾またはキッチンペーパー
・お湯またはぬるま湯
・歯ブラシ
・爪楊枝
☆天板の素材によって洗剤を選びます☆
【ホーロー製・ステンレス製】
・クリームクレンザー
・スポンジ
【ガラス製】
・台所用中性洗剤
・クリームクレンザー
・ガラス製コンロ用洗剤
・スポンジ
・柔らかい布またはキッチンペーパー
【フッ素コート・アルミ製】
・台所用中性洗剤
・スポンジ
・柔らかい布
数種類の洗剤が書かれている物に関しては、どの洗剤を使っても問題ありません。
☆汚れがひどい場合にあると良い物☆
・重曹
※研磨剤が入っているので天板のお掃除には向きません。
①まず始めに外せるパーツは外していきます。
②外した五徳やバーナーキャップは大きめのビニールにお湯を入れてつけ置きしておきます。
つけ置きしている間に天板をお掃除します。
③素材により洗剤を使い分けてお掃除します。
頑固な焦げ付きには堅いものを使って削り取るとより効果的ですが天板を傷つけないように気を付けましょう。
【ホーロー製天板の場合】
ホーロー製の天板は水で薄めた重曹を使って汚れを浮き上がらせてからお掃除します。
重曹水を使った後は全体をしっかりと乾拭きし、重曹水が残らないようにします。
④コンロとキッチン台の隙間も忘れずに
コンロとキッチン台の隙間には油汚れや食材のカスなど様々な汚れが潜んでいます。
放っておくとカビの原因にもなるため、歯ブラシなどを使ってしっかり汚れを落としましょう。
⑤つけ置きしていた五徳やパーツを洗います。
中性洗剤を使ってパーツをスポンジや柔らかい布で洗います。
☆汚れがひどい場合☆
ぬるま湯に重曹を溶かした重曹水につけ置きして汚れを落としましょう。
汚れを落とすときは歯ブラシなどを使うと便利です。
お掃除し終わったらしっかりと水気をふき取って乾燥させてからコンロに戻します。
⑥バーナーは穴が目詰まりを起こしていないかチェックしましょう。
もし目詰まりを起こしている場合は爪楊枝を使って汚れを取り除きます。
※目詰まりを起こすと点火不良や不完全燃焼になる場合があるため非常に危険です。
ガスコンロのお掃除が大体終わったら洗剤の残りがないか、しっかりと乾いているかを確認しましょう。
ガスコンロをきれいに保つために
食事を作る場所としてほとんど毎日使うガスコンロ。
使ったらすぐにお手入れするのがきれいに保つための秘訣になりますが、上記のお掃除を毎日するのは難しいですよね。
上記で紹介したお掃除は月1度のペースのお掃除にして、天板を拭くなどの簡単なお掃除は使った後必ず行うようにすれば、きれいに保つことができますよ。
まとめ|ガスコンロ周りは常に清潔に
いかがでしたでしょうか。
今回はガスコンロのお掃除方法についてご紹介しました。
常に綺麗なキッチンを保てると、日々の料理のやる気も出ますよね。
とはいえ「お掃除の時間が取れない!」や「頑固な汚れで自分では落とせない。」という方も多いと思います。
そんな時は是非ハウスクリーニングのプロである私たちクリナークまでお気軽にご相談頂ければと思います*
参考/おすすめリンク
・ガスコンロの掃除、お手入れ方法|ノーリツ
・ガスコンロ掃除は重曹で!コンロ周りや五徳の油汚れの落とし方を解説!|カジタク
・ガスコンロまわりのお掃除の基本をプロに教わる|リンナイスタイル