お風呂クリーニング

浴槽のこすらない洗剤は本当に汚れが落ちる?|バスタブクレンジング、エアジェットの効果とは

ここ数年、「お風呂の浴槽掃除はこすらず簡単に!」という商品が数々出てきましたね!
ルックバスタブクレンジングや、バスマジックリンエアジェットなどが特に有名です。

お風呂掃除で何より面倒なのは、浴槽についたぬめりやざらざら汚れです。
こういった汚れは通常の浴槽洗剤を吹きかけただけでは汚れは落ちず、自分たちの手でこすり洗いしないと落ちないのが現状でした。

しかし、この手間になるこすり洗いがなくなるという画期的な洗剤が出たことにより皆さんのご家庭にも今や浸透している商品だと思います。
このこすり洗いの手間がなくなるだけでお風呂掃除は格段に時短になりましたが、正直なところ本当にしっかりと汚れが落ちているのかぱっと見わからないですよね?

今回はそんな浴槽掃除とこすらない洗剤についてお話します。

こすらない洗剤はどうやって汚れを落としている?

浴槽掃除の手間を減らしてくれるこすらない洗剤は吹きかけるだけで汚れが落ちるのが一番の売りですが、どのような原理で汚れを落としているか皆さんはわかりますでしょうか。

実は、こすらず落とせる洗剤が落とせる汚れには種類があるんです。
浴槽のぬめりやざらざら汚れを落とすことに特化しているのがこすらず落とせる洗剤になるので、それ以外の汚れにははっきり言ってしまうとあまり効果を発揮することができず汚れが残ってしまうこともあるようです。

この浴槽のぬめりやざらざらした汚れは水垢や石鹸かすの汚れとは違い、湯垢と呼ばれるまた別の汚れになってきます。

湯垢よごれとは

では湯垢よごれとは何なのでしょうか。
湯垢とは皮脂汚れに石鹸かすや皮脂が混ざってできた特有の汚れのことです。

皆さんはお風呂に入る時湯船でのんびりする派ですか?シャワー派ですか?湯船に浸かる習慣のある方は体を洗い終わったあとやかけ湯をした後にお風呂に浸かりますよね。

かけ湯の後にお風呂に浸かる場合は、汗や皮脂などの体に付着した汚れが落ちきっていない状態で浴槽に浸かるため、浴槽に皮脂や汗が入りやすく、逆にしっかり洗った後入浴する場合でも落ちきっていない石鹸の成分や女性の場合はトリートメントなどを使うため浴槽に成分がつきやすい状態になっている場合が多いです。

そういった石鹸かすなどがたまり、最後に湯垢となって浴槽のお湯を抜いた後ぬめりやざらつきの原因となってしまうのです。

水垢と湯垢の汚れの違い

それでは、水垢と湯垢の汚れの違いとは何なのでしょうか。
そもそも湯垢の元になっているのは水垢なので水垢にさまざまな成分が入り込むことによってできる汚れが湯垢になってきます。
また、水垢の主成分はマグネシウムになりアルカリ性です。

しかし、湯垢はこのアルカリ性の成分にさまざまな汚れが混ざるためアルカリ性から酸性へ変化します。
そのためもともとの汚れが水垢から始まっていても成分が変化しているので汚れの種類としては全く別のものと考えなければならないということになります。

つまり、こすらず落とせる洗剤は酸性の汚れに効く洗剤ということになるため、床や鏡についたうろこ状のよごれや水垢には効きにくい仕組みになっているのです。

湯船のお掃除に使うお風呂用の洗剤には界面活性剤が含まれていることが多いため、スプレーした部分の汚れを浮かせて落とし、シャワーの水圧の力を借りて汚れを落とすのが基本的な汚れの落とし方になってきます。
こすらず落とす洗剤も同じく、大体30秒~60秒ほど置いてから水で流すように書いてありますよね。

実はこの洗剤も正しい使い方をしないとしっかり湯船の汚れを落とすことができないのはご存じでしょうか。

こすらずお風呂のすらず落とす洗剤の正しい使い方とは

基本的にお風呂掃除は一番最後の人が行うか、お風呂を入れる人がお風呂の準備を行う際にお掃除することが多いのではないでしょうか。
湯船に付着している湯垢は湿度が高いほど落としやすくなっているので、お風呂を入れる際にお掃除することが多いご家庭では、最初にしっかりと湯船を濡らしてから洗剤を噴霧するやり方が正しいやり方になります。

湯船を濡らした状態で始めると、せっかく噴霧した洗剤が液だれしてしまうと思う方もいるかもしれませんが、逆にこすらず落とす洗剤は、この液だれを利用して湯船全体にいきわたらせることを目的にしています。

なので、液だれして流れてしまうからもったいないのではなくむしろ液だれさせる方がよりきれいになると思ってください。

どのくらい湯船に噴霧する?

しっかりと湯船を濡らしたら洗剤を噴霧しますが、皆さんどのくらい湯船に噴霧してますか?
実はこのこすらない洗剤は約15回以上も噴霧しないとムラができてしっかりと洗えないことがあるのをご存じでしょうか。

その為、洗剤自体が急激になくなりやすくコストパフォーマンス的にあまり良くないデメリットが存在します。
こすらずに湯船を洗うことができるという画期的な洗剤であるがためにそこまでお安い商品ではありません。

そのためある程度なんとなく数回噴霧して30~60秒ほどほっておくだけではしっかりと汚れを落としきることができないんです。
また、最近マイクロバブルシャワーなどが普及して水だけで油性のペンの汚れが落ちるのが話題になっていますがこのシャワーもお掃除時注意が必要です。

あのマイクロバブルシャワーは節水にもなりお肌にもいいことで話題ですが、実際水圧が弱いものが多く肌辺りはとてもやさしく気持ちのいいものですが、お風呂掃除時は不向きです。
なぜならこすらず落とす洗剤はその洗剤の高い洗浄力に加えシャワーの水圧の力も必要になるからです。

洗剤で浮かせた汚れをシャワーの力で落としきって、やっとしっかり湯船の汚れを落とすことができるのでもしもともとのシャワーの水圧が弱いのであればこすらず落とす洗剤は使用せず、こすって落としてしまった方が湯船は断然きれいになると思ってください。

こすらない洗剤の注意点

こすらない洗剤の使い方で最も注意したいのは放置する時間です。
なぜ守る必要があるのかというと、こすらない洗剤には泡の色のついていないタイプもありますが、基本的にはしっかりと噴霧ができているかどうか確認ができるように青色の洗剤になっているタイプがほとんどです。

この洗剤の色が既定の時間以上放置してしまうと、湯船に沈着してしまい逆に落とせなくなってしまいます。
長い時間置いておけばいいという問題でもないので、使い方はしっかりと守り規定時間をしっかり守ってお掃除するようにしましょう。

因みに、規定時間以上置いてしまって色素が沈着してしまった場合は、別の浴室用洗剤かクレンザーを使ってこすり洗いをするか、それでも落とせない場合はカビ取りようの洗剤で漂白するしか方法がありません。
余計な手間が増えてしまうので洗剤の説明をよく読むようにしましょう!

お風呂の見えない場所のお掃除どうしてる?

お風呂|ハウスクリーニングのクリナーク

私たちが普段掃除をしているのは浴槽や床、排水溝、鏡に天井など自分たちから見える場所ですよね。
しかし、自分たちから見えていない部分はどうなっているのでしょうか。

お風呂場は湿気がたまりやすく見えない部分はカビだらけになっているなんてこともよくあるんです。
では見えない場所ってどんなところなの?という疑問が発生しますよね。
お風呂のお湯を沸かしてくれる風呂釜や、湯船の外側(エプロン)、浴室の換気扇を自分たちの目でしっかりと確認することは難しいですよね。

無理に外して自分たちでお掃除してしまうと壊れてしまう場合もあるため、自分たちで掃除するのが難しい場所や、長年の汚れが蓄積してしまってどうしても落とせない場所などはプロのハウスクリーニング業者へお掃除を依頼しましょう。

そんなに汚れていないように見えても意外と汚れていて、クリーニング後に驚く人も多いようです。
1年に1度くらいは、業者さんにクリーニングをお願いしてお風呂場を清潔に保てるといいかもしれませんね!

ご予約はこちら

まとめ

今回はこすらない洗剤について正しい使い方やデメリットなどをご紹介しました。
ご参考になれば幸いです。

参考/おすすめリンク

製品比較(住居用洗剤)|ライオン
湯垢とは?水垢との違いや両者を一気に落とす掃除テクまで徹底解説!|オリーブオイルをひとまわし

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