皆さんのご自宅に必ずある浴室。
浴室の床のお掃除ってどうしていますか?
最近のお風呂の床は滑りにくくなっていたり冬場の冷たさを軽減する事が出来る床があったりします。
その中でもよく耳にするのが「ほっからり床」。
クッション性のあるやわらかい床で、小さいタイルのような四角いクッションが一面に張られた床です。
今回は浴室の床とほっからり床にも使えるお掃除方法を合わせてご紹介します。
浴室の床につきやすい汚れとは?
浴室の床は一見すると毎日入っているのでそんなに汚れていないように見えていますが、実は結構汚れがたまりやすくなっている場所です。
水垢
水道水中のミネラル成分(カルシウムやマグネシウムなど)が乾燥して残ることで発生します。
白っぽい跡が特徴で、加湿器の中に発生する白くこびりついて落とせない汚れと同じものになります。
石鹸カス
石鹸やシャンプー、ボディソープなどの成分が水と混ざり合い、床に残ることがあります。
皮脂汚れ
入浴中に体から落ちる皮脂や汗が床に付着し、この汚れを放っておくと、ぬるぬるした感触になります。
カビやカビの胞子
水分が多い場所ではカビの胞子が付着して繁殖しやすい状態になっているため、お風呂の壁やゴムの部分に黒やピンク色の斑点として現れることがあります。
髪の毛や体毛
入浴中に抜け落ちた髪の毛や体毛が床に溜まることがあります。
大体洗い流すときに流れていきますが、ほっからり床の場合深くはありませんが溝があるためそこに引っかかって流れきれずに残る場合もあります。
こうしてみてみるといろいろな汚れがたまりやすいことがわかりますね。
それでは、最近のお風呂の床の特徴としてどのような特徴があるのか見てみましょう。
最近のお風呂の床の特徴と注意点
お風呂場は夏は暑く冬は寒い場所のイメージが強いですが、最近はちょっと変わってきています。
なぜなら地球温暖化の影響で夏場は外の気温が40度近くまで上がり、冬場は何となく暖冬に近い感じがしますがそれでも寒い日は寒く、お風呂場との気温差が大きくなりがちで、この気温差でのお風呂の事故が起きがちです。
もちろん、気温差だけではなくお風呂場は滑りやすく転倒する危険もあるため、ご高齢の方や小さいお子様は特に注意しなければなりません。
そんなお風呂場での事故や危険を減らすために浴室乾燥の機能に涼風の機能がついていたり、ほっからり床などの開発が進められてきています。
特徴としてはほっからり床は水はけが良く、乾きやすくい性質があり、カビの発生を従来のお風呂の床よりも防ぎやすいとされています。
しかし、以下の点に注意する必要があります。
掃除とメンテナンス
定期的な掃除とメンテナンスが欠かせません。
水滴や石鹸カスが残っていると、カビの原因になります。
換気
十分な換気が必要です。
特に浴室は湿気がこもりやすいので、使用後に換気扇を回すなどして湿気を逃がす工夫が重要です。
使用状況
使用頻度や家族の人数によってもカビの発生リスクが異なります。
頻繁に使用する場合は、特に注意が必要です。
ほっからり床は他の一般的な床材と比べてカビが生えにくい設計ではありますが、上記の点に注意することで、より効果的にカビの発生を防ぐことができます。
お風呂の床をお掃除する前に
それでは、お掃除をする前に注意することを確認していきましう。
換気をしっかりと
漂白剤や洗剤を使用する際は、換気を十分に行い、閉め切った浴室での使用は避けましょう。
手袋の着用
掃除の際には洗剤や漂白剤などを使用する場合があるため、直接手に触れてしまうと手荒れに繋がる恐れがあります。
それを避けるためにも手袋を着用し、肌を保護するようにしましょう。
製品の取扱説明書を確認
使用する洗剤や漂白剤の取扱説明書を確認し、使用方法を必ず守ってください。
早速お風呂の床をお掃除してみよう
上記の注意点を守りながら早速お掃除を行っていきましょう。
日常のお掃除から、定期的なお掃除までご紹介していきます。
日常の掃除
使用後のすすぎ
シャワーで床全体をすすぎ、石鹸カスや皮脂汚れなどを流していきましょう。
このとき、床だけではなく壁などにも注目すると髪の毛などがついている場合があるので一緒に流してしまいましょう。
冷水で仕上げ
すすぎ終わったら最後に冷水をかけて、床を冷やします。
これにより、冷水をかけることでカビの繁殖を抑える効果があります。
簡単にカビの繁殖を抑える事が出来るので、お風呂から上がる前にさっとでいいので流しておきましょう。
換気
使用後は換気扇を回すか、窓を開けて湿気を逃がします。
浴室に浴室乾燥機の機能がある場合は、その乾燥機能を利用するとただ換気扇を回して湿気を逃がすよりも効果的に浴室全体を乾かす事ができ、カビの対策も可能になります。
週に1~2回の定期的な掃除
- 中性洗剤を使う
中性洗剤を床全体にスプレーしていきましょう。
浴室専用の洗剤を使うとより効果的になります。 - ブラシやスポンジで擦る
柔らかいブラシやスポンジを使って、床を優しく擦り洗いしていきましょう。
特に溝や隅に溜まりやすい汚れを重点的にお掃除していきます。 - すすぎ
洗剤が残らないように、シャワーで床全体をしっかりとすすぎましょう。 - 乾燥
冷水をかけて床を冷やし、その後水を切っていきましょう。
最後にしっかりと乾燥させることで、カビの発生を防ぎます。
月に1回の徹底的な掃除
- 漂白剤の使用
カビが発生している場合は、漂白剤を使って汚れを落としていきましょう。
漂白剤を水で薄め、スプレーボトルに入れて床全体にスプレーしていきます。
この時、必ず喚起をし、手袋やマスク、メガネなどで皮膚や粘膜を保護するようにしてください。 - 放置
漂白剤をスプレーした後、数分間放置してカビを除去していきます。 - 擦り洗い
再度、ブラシやスポンジで床を擦ります。
カビが残っている場合は、念入りに擦り洗いをしていきましょう。 - すすぎと乾燥
漂白剤が残らないようにしっかりとすすぎ、水を切っていきましょう。
その後しっかりと床を乾燥させます。
つけ置き洗いの方法
上記の方法でも汚れが落ちない場合や、お風呂の床をしっかりと除菌したい場合はつけ置き洗いも効果的です。
- ビニール袋に水を入れて排水溝に栓をする。
お風呂の床には栓がないので、代わりにビニール袋に水を入れて栓の代わりにします。
種類によっては排水溝のフタをビニール袋に入れて水を流れないようにすることも出来るのでどちらが適しているのか試してみてください。 - 酸素系漂白剤を床に撒く
しっかり栓が出来ていることを確認したら、床に適量の酸素系漂白剤を撒きましょう。 - 床にお湯を張る
床にお湯を張っていきます。
温度は大体40~60度くらいで、2~6時間ほどつけ置きしていく必要があります。
この時にしっかりと排水溝に栓が出来ているか確認しましょう。 - 排水し乾燥させる
つけ置きが大体完了したら、溜めていたお湯を流しましょう。
これで大体汚れが落ち、除菌も十分完了しています。
すすぐときはしっかりと漂白剤の成分が残らないように流し、水を切って乾燥させましょう。
日常のお手入れをするだけでも十分カビを防げることがわかりましたね。
念入りなお掃除もそこまで頻繁に必要なわけではないので、出来る限り清潔に保つためにもこまめに行っていけるといいですね。
まとめ
いかがでしたか?
お風呂のお掃除は意外とお掃除しなければならないところが多い場所でもあるので一人でやるのは大変ですよね。
そういう時はプロのお掃除専門業者にお願いするもの一つの手です。
今回紹介したお風呂の床掃除以外にもバスタブや、普段自分たちではお掃除が難しい場所もきれいにお掃除してくれるのでこれを機に是非検討してみてくださいね!