各ご家庭に置いてある洗濯機。ほとんど毎日稼働してますよね。
中には乾燥機付きの洗濯機を使用している人も多いはず。
毎日働いてくれている洗濯機ですが最近ごみのようなものが浮いてきたりしていませんか?
それに選択した洗濯物が匂うような気がするなんてことも。
今回はそんな洗濯機のお掃除方法についてご紹介します。
洗濯機はなぜ汚れる?
洗濯機を使い続けていると黒い汚れが浮いてくるなんてことありませんか?
この黒い汚れの正体について説明します。
まず、洗濯機の汚れとして挙げられる代表的なものがこちらです。
洗濯機の汚れ①衣服に着いたゴミや汚れ
衣服にはさまざまなゴミや汚れがついています。
例えば食べこぼし。
ポケットに忘れられたまま選択されてしまったティッシュや外から持ち込まれた砂、お子様がいるご家庭では絵具や墨汁の汚れなんかもついていることがありますよね?
また、衣服の繊維(糸くずや毛玉)も洗濯機の中ではごみの一部として挙げられます。
洗濯機の汚れ②石鹸かす汚れ
洗濯機を使用する際には必ず洗剤を使いますよね?
その洗剤の石鹸かすの残りが洗濯機を汚す原因の一つにもなっています。
今は割と液体型の洗剤が主流となっていますが中にはまだ粉の洗剤を使っている方もいるのではないでしょうか?
粉の洗剤は水に溶けやすくなっていますが、それでも長年使い続けていると溶け切らなかった粉が固まってしまう場合があります。
また、柔軟剤も同様に水に溶け切れず、残ってしまったものが固まって石鹸かすになってしまいます。
洗濯機の汚れ③ホコリ
洗濯機の下の部分は静電気が起きやすくなっています。
そのため意外と洗濯機周りは埃が引き寄せられやすくなっているため、洗濯機の下・裏・隙間に埃がたまりがちになっています。
洗濯機の汚れ④水垢
水垢は基本的には洗濯ものへの影響はありません。
しかし、水道水に含まれる成分と水垢が石鹸かすとともに蓄積されるとさらに固まってしまい業者さんでもなかなか落とせない汚れに変化してしまう場合があります。
洗濯機の汚れ⑤カビ
洗濯機は通年で水を使う場所です。
そのため湿気もたまりやすく上記の汚れがたまりやすいカビにとって絶好のえさ場となっています。
一度生えてしまったカビの繁殖力は強く、特に私たちでは手の行き届かない洗濯槽の裏側は非常にカビが繁殖する場所と言えます。
洗濯機掃除の注意点
洗濯機のお掃除にかかる前に少しだけ注意点をお話しておきます。
まず、各洗濯機によってお掃除方法が異なってくるため必ず洗濯機の説明書を読んでからお掃除にあたるようにしてください。
お掃除に使う洗剤についても注意が必要です。
カビや水垢と聞くと重曹が使えそうな気がしてきませんか?
人体にも影響が少なく、水回りのお掃除には必ずと言っていいほど使用率が高い重曹ですが、実はあまりお勧めできません。
洗濯機の種類によっては使わないようにしているメーカーさんもあります。
また、酸素系漂白剤の使用もお勧めできません。
ではなぜ万能な重曹や塩素系漂白剤が使えないのでしょうか?
重曹はじつは洗濯機掃除では洗浄力が十分に発揮できません。また、溶け残った重曹が排水管などを詰まらせてしまう可能性があるためです。
酸素系漂白剤は発泡力が高く、お掃除で洗濯機を回してしまうとその発泡力の強さから洗濯機からあふれてしまう可能性があるためです。
上記以外にも洗濯機によって注意事項は異なるため、必ず説明書を確認しましょう。
自分でお掃除するのが不安な方は業者さんを読んでお掃除するのが一番安心です。
早速洗濯機をお掃除してみよう
それでは、早速お掃除してみましょう。
まず、前提として洗濯機の外せるパーツはすべて外してお掃除を行いましょう。
洗剤ケース・ポケット・投入口
[準備するもの]
歯ブラシ
浴室用洗剤
キッチンペーパー
ぬるま湯
バケツ(洗面台などで洗う場合はいりません)
①バケツを使う方はバケツにぬるま湯を。洗面台を使う方は洗面台にぬるま湯を張り、取り外した洗剤ケースを漬け込んで洗剤や柔軟剤を溶かしていきます。
②洗剤ケースを歯ブラシで磨いていきます。
この時、落としにくい汚れがある場合は浴室用洗剤を使って少しおいておきましょう。
③洗剤ケースをぬるま湯で洗い流します。
④次に、洗剤ケースが入っていた本体の掃除もしっかりしていきます。本体の口の下にキッチンペーパーを敷いて汚れが移らないようにします。
⑤本体に洗剤を使ってしまうと洗剤を洗い流すことができないため歯ブラシだけで汚れを落としていきます。
⑥最後に本体と洗剤ケースをキッチンペーパーで拭き取り、しっかりと水分を除去します。
糸くずフィルター
[準備するもの]
歯ブラシ
浴室用洗剤
キッチンペーパー
ぬるま湯
バケツ(洗面台などで洗う場合はいりません)
①まずフィルターに残っているごみを取り除いて捨てましょう。
②フィルターをぬるま湯につけて汚れを柔らかくしていきます。
③歯ブラシで汚れている部分をこすっていきます。歯ブラシでこすっても落ちない汚れは浴室用洗剤を使って汚れを落としましょう。
④糸くずフィルターの本体もお掃除します。
意外とカビなどで結構汚れていたりしますが、実は歯ブラシでこするだけで簡単に落ちる場合がほとんどです。
⑤こちらも洗剤を使ってしまうと水で落とせないためぬるま湯をつけた歯ブラシを使って汚れをこすっていきます。
⑥洗剤ケース同様に糸くずフィルターの汚れをぬるま湯で洗い流します。
⑦洗い流したらカビが生えないようにしっかり乾燥させましょう。
洗濯機の下・隙間・裏
[準備するもの]
掃除機
針金ハンガー
ストッキング
①針金ハンガーのわっかになっている部分を引き延ばし、細長いわっかを作ります。
②輪になった部分にストッキングをかぶせてホコリキャッチャーを作ります。
③静電気を起こすため、ホコリキャッチャーをこすります。
④静電気が起きた状態で、洗濯機の下や隙間に差し込みホコリを取っていきましょう。
⑤ホコリを取ったあとは掃除機で取り切れなかった細かいホコリを取っていきましょう。
洗濯槽のお掃除
[準備するもの]
洗濯槽クリーナー
おすすめ【塩素系漂白剤 洗濯槽クリーナー】です。
メリットは一番殺菌力が強く、短時間で終わるのが塩素系漂白剤のクリーナーです。
汚れやカビを分解してくれるため、途中でごみを救う手間がありません。
デメリットとしては、独特なツンとしたにおいがあることです。
①洗濯槽クリーナーを規定量入れます。大体一度のお掃除に1本使い切ることがほとんどです。
②規定量入れたら洗濯槽に満水まで水を入れましょう。
③洗濯機に槽洗浄コースがあればその指示に従います。
④槽洗浄が終わったら洗濯機のふたを開けてしっかり乾燥させてください。
清潔な洗濯機を保つために
清潔な洗濯機であれば必然的に洗濯物もきれいになる物。
定期的にお掃除をして家族のお洋服を清潔に保ちたいですよね?
では、大体どのくらいの頻度で洗濯槽のお掃除をするものなのでしょうか。
各ご家庭の使用頻度によって掃除の頻度は変わってきますが大体1~2か月に1度はお掃除するのが理想です。
しかし、これまであまりお掃除をしてこなかったり洗濯槽が匂う、洗濯物が匂う、目に見えてカビが発生している場合はかなりの汚れが予想されます。そのため、こまめにお掃除することをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は洗濯機のお掃除についてご紹介しました。
こまめに今回ご紹介した方法で洗濯機をお掃除出来るのが理想ですが、なかなか掃除の時間が取れないという方も多いですよね。
そんな時は私たちクリナークの様なプロのハウスクリーニング業者にお任せするのがオススメです。
プロならではの技術力で、しっかりと汚れを落とすことが出来ますからね。
参考/おすすめリンク
・洗濯機の掃除は40分で完了!塩素系洗剤が簡単&洗浄力◎
・洗濯機はどれくらいの頻度で掃除をすれば清潔に保てますか? 汚れをためないようにするポイントを教えてください
・面倒な洗濯機掃除が簡単に!汚れがごっそり取れる洗い方のコツ