「健康衛生重視の除菌クリーン」という言葉を皆さんは知っていますか?
コロナウィルスが蔓延し、必要な外出以外は制限された時期がありましたよね。
その時に除菌の文化がさらに強まり、アルコール消毒のスプレーやマスクなどが手に入らないこともありました。
その時に除菌が日常的に浸透し、今では家庭以外でも職場や育児、介護などの様々な場所で関心が高まるようになりました。
なぜ、除菌が大切なのか
除菌の大切さについて、コロナウィルスが5類に指定され徐々に普通の生活が戻り除菌に対する意識も少しばかり薄れてきているのではないでしょうか?
感染症対策やアレルギー対策として「除菌」が注目
新型コロナウイルスの流行以降、人々の衛生への意識が大きく変わりました。
それ以前は「掃除=見た目をキレイにするもの」という認識が多かったのに対し、現在では 「健康を守るための掃除」=除菌クリーン という視点が加わっています。
ウイルスや細菌の感染経路の多くが“手から”という事実
- 「ドアノブ」「スマホ」「水道の蛇口」など手で触る場所に菌が付着しやすくなります。
- 高齢者や子ども、免疫力が弱い人がいる家庭ではリスクが高くなります。
- ノロウイルスやインフルエンザ、RSウイルスなど、季節ごとの感染症に対しても除菌が有効です。
アレルギーや喘息対策としても効果的
- ハウスダスト・ダニ・カビの発生源を抑えられます。
- 花粉やペットの毛、排気ガスなどの外的要因も室内で拡散しにくくなります。
- 清潔な空間は、気管支系や皮膚トラブルの予防にもつながります。
現代の生活では「目に見えないリスク」が増えている

私たちが日常的に使っているものの中には、目に見えない細菌やウイルスの温床になっている場所が多く存在します。
- スマートフォン
トイレの便座より雑菌が多いという調査結果も…! - ドアノブ・電気のスイッチ
家族全員が1日に何度も触れる場所。「交差感染ポイント」とも言われます。 - キッチンの取っ手や蛇口
湿気と汚れで細菌が繁殖しやすい場所です。 - リモコン・PCマウス
毎日使うのに清掃頻度が少ない場所です。
上記で上げた場所は見た目がをごれていなくても「菌やウイルスが残りやすい」=要除菌エリアであるということを指しています。
掃除と除菌クリーンの違いとは
普通の掃除=見た目を整えること
- ほこりを取る
- ゴミを捨てる
- 床を拭く・掃く など
上記で上げた普通のお掃除は、視覚的・物理的な汚れを取ることが主な目的です。
「除菌クリーン」=目に見えない“菌”や“ウイルス”も除去すること
- 専用の除菌アイテム(アルコール、次亜塩素酸水、電解水など)を使用する。
- 菌の増殖を防ぎ、清潔な状態を常に保つようにする。
- 感染症やアレルギーのリスクを抑える“予防的な掃除”をする。
お掃除をしながらそこに除菌を取り入れることで清潔を保ちながら健康を守ることに繋がります。
しかし、「除菌クリーン」だけに偏ってしまうのも良くありません。
【目に見える汚れを落とす掃除→その後にしっかり除菌する。】
というこのステップが理想的です。
具体的にどうする?家庭での除菌クリーン方法
キッチン編
- まな板、シンク、冷蔵庫取っ手など、様々な人の手が触れやすい部分を除菌しましょう。
まな板などは汚れが目立ってきた時や、お肉や魚を切ったときに包丁と一緒に除菌するのがタイミング。
トイレ・洗面台編
- 「見えない飛沫」まで拭き取る意識をしっかりと!
トイレや洗面台は目に見えない汚れが飛び散りやすくなっているので、壁や床もしっかり除菌シートなどを使って拭きとりましょう。
リビング・スマホ編
- スマホやリモコンは手に触れる部分だけあって、菌が繁殖しやすく温床になってしまいます。
できるだけ毎日接触部分は除菌する習慣を付けましょう。
除菌は大事。でもやりすぎは逆効果!
常在菌を完全に排除することのリスク
常在菌とは、私たちの皮膚・腸内・口の中・環境などにもともと自然に存在している菌です。
たとえば、皮膚の表面には「善玉菌」と呼ばれる菌がいて、外からの病原菌の侵入を防いだり、肌のうるおいを保ったりする役割を持っています。
常在菌を過剰に排除するとどうなる?
皮膚バリアが弱くなり、肌荒れや乾燥の原因になったり、外敵が侵入しやすくなってしまいます。(免疫低下)
特に子どもや高齢者は、常在菌のバランスが乱れると体調を崩しやすくなってしまいます。
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)の注意点
アルコール除菌の次によく聞く次亜塩素酸ナトリウムでの消毒ですが注意したい点がいくつかあります。
金属や布製品に使うと変色・腐食につながる恐れがあります。
また、濃度によっては人体に有害です。(高濃度での吸引は危険)
酸性の洗剤(クエン酸など)と混ぜると有毒ガス(塩素ガス)発生するので注意してください。
使い方のポイントとしては必ず水で正しい濃度に薄めて使用し(0.05%程度が家庭用目安)使用後はしっかり水拭きして成分が残らないようにしましょう。
また、有効性がすぐに落ちるため作り置きはできません。
安全重視の除菌クリーン対策
使い方を十分に守ってしっかりクリーン対策を進めましょう。

- 成分がナチュラルなものを選ぶ
電解水(アルカリ電解水):水と塩から作られていて、拭いたあとも成分が残りにくいです。
クエン酸や重曹:食品由来で安心です。
除菌効果はマイルドだけど安全性が高く通常のお掃除にも使われます。 - 使用後はしっかり拭き取る
床やペットの歩く場所、子どもの触る場所はしっかり乾いた布で拭き上げてください。 - 使用中はその場所から離す
除菌作業中は安全確保のためペットや子どもが近づかないように一時的に別の部屋へ移動させておくことをお勧めします。 - スプレーを直接吹きかけない
空間にミストを撒く方法だと自分が吸い込んでしまい大変危険です。
スプレーする場合は布やペーパーに吹きかけてから拭いて使うようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は除菌クリーンのお掃除についてご紹介しました。
自分で掃除が難しい部分は、プロのハウスクリーニング会社に任せるのもおすすめです。
プロならではの技術力で、しっかりと綺麗にしてくれます。
私たちクリナークでも各種ハウスクリーニングサービスを提供しておりますので、お気軽にご相談ください。