ここ数年、早いと5月頃から、長いと10月の半ばから終わりころまで暑さが長引くようになりましたね。
そんな暑い時期に欠かせない必需品となってきているのがハンディファン。
通勤通学などで春から秋にかけて毎日ずっと使っているという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなハンディファンのお掃除方法についてご紹介していきます。
ハンディファンにつきやすい汚れとは
それでは、どのような汚れがハンディファンには付着しやすくなっているのでしょうか?
ホコリや髪の毛
扇風機が空気を吸い込むため、ホコリや髪の毛が吸い込まれて、ファンやフィルター部分にたまりやすいです。
手の油脂や汗
ハンディファンは手で持つため、使用中に手からの油脂や汗が表面に付着しやすく、特に持ち手部分が汚れやすいです。
化粧品や日焼け止め
顔や体に触れることがある場合、化粧品や日焼け止めがファンや外装に付着することがあります。
特に白や淡い色のファンだと、汚れが目立ちやすいです。
空気中の汚染物質
外で使用する際、排気ガスや煙などの微細な汚染物質がファンの羽やフィルターに付着することがあります。
ハンディファンは分解しても大丈夫?
お掃除するときに気になるのが自身の持っているハンディファンが分解できるのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
念の為、ハンディファンのお掃除をする前に分解しても大丈夫かどうかを確認しましょう。
メーカーの推奨を確認する
多くのハンディファンは簡単に掃除できるように、羽根やフィルター部分が取り外せる設計になっていますが、全てのモデルがそうではありません。
取扱説明書や製品のラベルに「分解禁止」などの注意が書かれていることがあるので、まずは説明書を確認してください。
工具を使った分解は推奨されない
基本的に、専用の工具が必要な内部の分解(モーター部分など)は避けるべきです。
内部の電気系統やモーター部分を分解してしまうと、保証が無効になったり、故障の原因になる可能性があります。
簡易な分解が可能な場合
一部のハンディファンは、羽根部分やカバーが簡単に外せるように設計されています。
この程度の分解であれば、ホコリや汚れを掃除するために行っても問題ないでしょう。
ただし、再組み立てがうまくいかないと動作不良の原因になることもあるため、外したパーツの順番や位置をしっかり覚えておくことが大切です。
電池式の場合の注意
分解する際は、特に電池式や充電式のハンディファンの場合、電池を外してから作業をすることをお勧めします。
電気系統に触れる可能性があるので、安全のために電源を切ることが重要です。
ハンディファンをお掃除するときの注意点
それでは、ハンディファンをお掃除していく前に注意点を確認しておきましょう。
1. 電源を切る/電池を外す
掃除を始める前に必ず電源を切り、充電式の場合はバッテリーを外すか、電池式なら電池を取り外します。
お掃除中に万が一ファンが回転すると危険ですし、故障の原因にもなります。
2. 羽根部分に優しく触れる
羽根はプラスチックや薄い素材でできており、力を加えると壊れやすいです。
水洗いができる場合でも、強くこすらないように注意が必要です。
3. 水分を避ける
モーター部分や電気系統には水がかからないようにしてください。
特に防水機能がないハンディファンの場合、水に濡れると故障の原因になります。
4. 洗剤は避ける
基本的には、中性洗剤やアルコールなどの洗浄剤は使用しないほうが良いです。
プラスチック部分や電気部品にダメージを与える可能性があるため、洗剤の使用は避けるようにしましょう。
5. カバーの取り扱いに注意
ファンのカバー部分は汚れがたまりやすいですが、外すことができるモデルもあります。
外せる場合は優しく取り外し、取り扱いに注意して掃除しましょう。
無理に外そうとすると、カバーが壊れる可能性があります。
6. 細かい部分は綿棒やエアダスターを使用
羽根の隙間やフィルター部分など、手が届きにくいところは、綿棒やエアダスターを使って汚れを取り除くのが効果的です。
エアダスターを使うときは、モーターに直接吹きかけないように注意してください。
7. 乾かしてから再組み立て
水分を使った掃除をした場合は、すべての部品が完全に乾いてから再び組み立てるようにします。
湿気が残っている状態で使うと、故障やカビの原因になります。
ハンディファンをお掃除してみよう
注意点がわかったところで早速ハンディファンのお掃除をしてみましょう!
【準備するもの】
・柔らかい布やタオル
・綿棒
・エアダスター
・歯ブラシ
・ぬるま湯
1. 電源を切り、電池や充電ケーブルを外す
まず、安全のためにハンディファンの電源を切り、充電式の場合はケーブルを外し、電池式の場合は電池を取り外しましょう。
2. 外側のホコリを取り除く
柔らかい乾いた布を使って、外側全体を優しく拭きます。
細かい部分のホコリが取りにくい場合は、エアダスター(空気スプレー)や綿棒を使って隙間のホコリを取り除くようにしましょう。
3. 羽根やカバーを外す
ハンディファンのモデルによっては、ファンの羽根やカバーを簡単に取り外せる場合があります。
取扱説明書を確認し、可能であれば羽根やカバーを外して掃除しましょう。
外せない場合は無理に取り外さず、次のステップで掃除を進めてください。
4. 羽根部分を掃除する
羽根部分はホコリがたまりやすいので、柔らかい布で拭くか、綿棒を使って丁寧に掃除しましょう。
外せる場合は羽根自体を軽く水洗いしても良いですが、水に浸すのではなく、湿った布で拭き取る程度が安全です。
・羽根を外して水洗いする場合
羽根を軽く水で流し、必要に応じて中性洗剤を薄めて使いましょう。
洗剤を使った後は、しっかりすすいでから乾かしてください。
5. カバーの掃除
カバーにもホコリやゴミがたまりやすいので、取り外せる場合は軽く水洗いしましょう。
取り外せない場合は、乾いた布で表面を拭き、綿棒を使って細かい隙間を掃除しましょう。
6. モーター部分に水がかからないよう注意
水や洗剤を使って掃除する際には、絶対にモーターや電気系統部分に水がかからないように注意してください。
モーター部分にホコリがたまっている場合は、エアダスターを使って軽く吹き飛ばすのが効果的です。
7. すべての部品を完全に乾かす
水を使って掃除した場合、すべてのパーツが完全に乾くまで再組み立てをしないでください。
湿気が残ったまま再度使うと、故障やカビの原因になります。
8. 元に戻して動作確認
すべてが乾いたら、羽根やカバーを元に戻し、電池や充電ケーブルをつなげて動作確認をします。
ハンディファンのお掃除頻度はどのくらい?
ハンディファンはどのくらいの頻度でお掃除するものなのでしょうか。
1. 週に1回程度の簡易掃除
使う頻度が高い場合、週に1回は外側のホコリや汚れを取り除く簡易掃除を行うと、清潔を保つ事が出来ます。
特に羽根やカバー部分にホコリがたまりやすいので、柔らかい布で軽く拭くと良いでしょう。
2. 1~2か月に1回の徹底掃除
1~2か月に1回、分解できる部分(羽根やカバー)を外して、しっかりと掃除をするのが理想です。
ホコリがたまりすぎると風量が低下したり、モーターに負荷がかかって故障の原因になることもあるため、定期的に内部の掃除を行うと安心です。
3. 使用環境による調整
・屋外やホコリの多い場所で頻繁に使用する場合
ホコリや汚れが付きやすい環境では、週に1~2回の掃除を行う方が良いです。
・室内での使用が中心の場合
室内の清潔な環境で使っている場合、2~3週間に1回程度でも十分です。
4. シーズンオフの保管前に大掃除
夏の終わりなど、シーズンオフに入る前には、しっかりと掃除してから保管するのが理想です。
特に汚れやホコリを残したまま保管すると、次のシーズンでカビや故障の原因になる可能性があります。
まとめ
暑い夏を乗り切るためにも必需品になりつつあるハンディファン。
色々な形や色が販売されていて、自分のお気に入りのものを購入している人も多いはず。
しっかりとお掃除やお手入れをして、お気に入りのハンディファンを長く清潔に保てるといいですね!