皆さんが寝ている時に使っているのは、お布団とマットレスどちらでしょうか?
最近では体重を分散させ、腰痛などを軽減させることができるマットレスや、低反発又は高反発のマットレスがあり、一人一人に合わせた硬さを選ぶことができるようになりました。
そんなマットレスやお布団のお手入れ、皆さんはどのように行っていますか?
今回はそんなマットレスやお布団のお手入れ方法についてご紹介します。
マットレスやお布団の汚れとは
マットレスやお布団は私たちが毎日使用する家具の一つですね。
そんなマットレスやお布団には以外にも私たちの目には見えない汚れが潜んでいたり、急にお手入れが必要になる場合もありますよね?
汚れ別にお手入れの方法が変わってくるので、それぞれご紹介します。
寝汗
私たち人間が寝ている時にかいている汗の量は、どのくらいか皆さんはご存じですか?
実は寒い冬でも、人間はコップ1杯分もの汗をかいていると言われています。
春先や夏になると湿気が増える上にだんだん熱くなって、さらに寝汗の量も増えてきます。
そんな寝汗のシミは、重曹を使ってシミを落とします。
【必要なもの】
・重曹
・水
・柔らかいタオルや雑巾 2枚
1.水300mlに対し、重曹を大匙1~2杯入れて重曹水を作ります。
2.柔らかいタオルに重曹水をしみ込ませしっかり絞ります。
3.しっかりしぼったタオルを寝汗のシミ部分に押し当てます。
4.シミが気になる部分に2~3を繰り返します。
5.シミが気にならなくなったらもう一枚の柔らかいタオルに水を含ませてしっかり水気を絞って、重曹の成分が残らないように拭き上げます。
6.マットレスやお布団をしっかり乾かします。
カビ
マットレスは非常にカビが発生しやすい環境下にあります。
人間は必ず湿気を発生させています。
更に季節によって乾燥したり湿気が多かったり、マットレスやお布団の下は影になっていることがほとんどなので、その湿気や熱が逃げきれず籠もってしまうと、その部分にカビが発生してしまうのです。
カビはアレルギーの原因にもなるので、できれば発生させたくないですよね?
そんなカビが発生してしまった場合には、消毒用エタノールを使ってお掃除します。
【必要なもの】
・消毒用エタノール
・空のスプレーボトル
・柔らかいタオルや雑巾
・ぬるま湯
1.消毒用エタノールを空のスプレーボトルに入れます。
2.カビが生えてしまった部分にスプレーし、1時間ほど放置します。
3.ぬるま湯に柔らかいタオルや雑巾を入れ、軽く絞り叩くようにしてカビを取ります。
4.カビの除去が完了したらマットレスやお布団をしっかり乾燥させましょう。
ダニ
アレルギーの元となるカビが発生していると、そこにはダニも発生していると考えましょう。
ダニは人間の皮脂を餌に生きていることが多いので、私たちが毎日使っているようなマットレスには餌がたくさんあると言っても過言ではありません。
アレルギーにならないためにも、カビやダニは定期的にお手入れして発生しないようにしておきたいところです。
そんなダニは熱と乾燥に弱い生き物なので、布団乾燥機や布団掃除機を使って駆除します。
1.ダニをマットレスの表面におびき出すため1時間ほど室内を暗くします。
2.布団乾燥機のダニ駆除機能を使って乾燥します。
3.マットレスに布団掃除機をかけてダニの死骸を取り除きます。
4.2~3を数回繰り返すことでダニの駆除率をあげます。
ジュースやお茶などをこぼした場合
ベッドの上でおやつを食べながら映画を見たり、リラックスタイムに飲み物をのんでいたときにこぼしてしまうなんてこともありますよね?
ジュースやお茶は意外と色素の強いものが多いので、シミになりやすくなってしまいます。
そんな飲み物をこぼしてしまったときは、中性洗剤を使います。
【必要なもの】
・柔らかいタオルや雑巾2枚
・中性洗剤
1.まず水を含ませた柔らかいタオルをしっかり絞ります。
2.ジュースやお茶をこぼした部分を叩くようにしてタオルに飲み物をしみ込ませていきます。
3.②で落ちなかったシミには水で薄めた中性洗剤を使って叩くようにして汚れを落とします。
4.もう一枚の柔らかいタオルや雑巾に水を含ませ、洗剤が残らないように拭いていきます。
5.汚れが落ちたらしっかり乾燥させましょう。
マットレスを長持ちさせる方法はある?
ベッドを使っている方に欠かせなくなっているマットレス。
マットレスって大きくて以外にも重いものなので、手軽に買い替えるのが難しいものですよね。
できれば一つのマットレスを長持ちさせたい方も多いのではないでしょうか。
そんなマットレスを長持ちさせるには4つの方法があります。
①定期的に向き(上下表裏)を変える
マットレスを長持ちさせるには一つの向きに限定するのではなく、頭と足の向きを変えてあげましょう。
同じ向きでずっと使用し続けると、同じ部分だけがどんどんへたってしまうので、2~3か月に1度くらいのペースで上下の向きを変えたり裏表の向きを変えたりして、全体的にバランスよく使っていくと長持ちします。
②防水・除湿シーツを敷く
防水シーツを敷いておけば万が一飲み物をこぼした時や、おねしょの対策にもなります。
また、除湿シートをシーツとマットレスの間に敷くことでカビの発生を防ぐこともできるのでどちらか必要に応じて使用することをお勧めします。
③布団掃除機を使う
マットレスやお布団の一番基本的なお手入れ方法として、布団掃除機を使うことがあげられます。
布団掃除機と通常使う掃除機では機能やヘッドが違うことがほとんどなので、マットレスやお布団には専用の掃除機でお掃除するようにしましょう。
④陰干し
お布団であれば天日干しすることが可能ですが、マットレスは使用している材質によっては天日干しすることができない種類のマットレスもあります。
誤って天日干ししてしまうと劣化を早めたり材質が傷んでしまいかねません。
ウレタンやラテックスは特に高熱に弱い素材なので、天日干しは避け陰干しにしましょう。
マットレスはクリーニングできない?
マットレスは私たちが日常で使用する家具のものの中でもかなり大きい物になるので、店舗に持ち込んでのクリーニングはかなり厳しくなります。
ですが、出張クリーニングサービスを行っている業者もあるので、そういったサービスを利用するもの一つの手になります。
注意点としてはあくまでもクリーニングサービスであるということで、マットレス本体のへたれがひどかったり、カビが広がっている場合はクリーニングではどうすることもできないので買い替えた方がいい場合もあります。
クリーニングサービスを使えば私たちが取り除けないような内部の汚れも取り除けるので、マットレスを清潔に保つことができますよ。
まとめ|清潔なマットレスでゆっくりお休みを
毎日使うマットレスだからこそ、清潔に保ちたいものですね。
長く使ってきたものだからこそへたりがひどくなってきてしまった場合は買い替えを考えてもいいかもしれません。
アレルギーの元になってしまわないようにできるだけこまめにお手入れしていきましょう!
参考/おすすめサイト
・マットレスのお手入れ方法を頻度別・問題別に紹介!注意点についても解説|ビーナスベッド
・意外と知らないマットレスのクリーニング方法や買い替え時期などを紹介!|dinos