お部屋の掃除や洗濯乾燥を使うと、必ず埃がでてきます。
皆さんはこの埃について、どうして無限に毎日毎日出てくるのか不思議に思ったことはありませんか?
特に意識して私たちが作り上げている物ではないのに、お掃除をするとなぜか必ず出て来る灰色の綿埃。
今回はこの埃についてお話します。
埃とは
埃とはいったい何なのでしょうか?
家庭内で発生する主な埃は”繊維ボコリ”と言われるものです。
繊維ボコリとは衣服などの繊維によってできる埃で、家庭内には衣服以外にも絨毯やカーペットも繊維は使用されています。
特にこの繊維ボコリは衣服の着脱時に起きることが多く、その着脱が頻繁に行われる脱衣所に発生しやすい埃です。
埃が灰色に見えるのは、さまざまな色の繊維が集まり混ざり合うことで全体的に灰色に見えるのです。
また、繊維以外にも家庭内で出た食べ物のかすやアレルギーの元になるダニのフンや死骸、カビ胞子などがこの繊維ボコリに付着します。
繊維ボコリは家庭内で発生することが多い埃ですが、家庭外から持ち込まれる埃もあります。
それが土砂埃や花粉、排気ガスです。
では家庭外からどのようにして持ち込まれるかというと換気のためにあけた窓や換気扇を通して、家の出入りに使われるドアを通すなど外から持ち込まれる要因は以外にも様々存在します。
窓を開ければ自動的にカーテンにさまざまな埃や花粉が付着しますので外から持ち込まれる埃を完全に防ぐことは難しいことがわかります。
このようにして全体的に体積の軽い埃たちが静電気などの要因で集まることで灰色の綿埃が完成するのです。
ハウスダストとの違い
皆さんはハウスダストという言葉を聞いたことはありませんか?
ハウスダストというだけあって埃もその一部と思われがちですが実は別物です。
埃は「重い埃」と「軽い埃」の二種類に分けられ、ハウスダストは「軽い埃」の中でもさらに小さい1mm以下のサイズのものを指します。
よって、私たちが目にしているあのふわふわした灰色の埃はハウスダストではなくハウスダストが埃の中の一部であるということがわかります。
また「重い埃」は食べこぼしや土砂ボコリのことを指し、「軽い埃」は繊維ボコリや花粉、ダニのフンや死骸のことを指します。
埃を放置するデメリットはある?
こういった埃を放置すると、ダニのフンや死骸などが混ざりこんでいるので小さいお子様や赤ちゃんがいるご家庭だとアレルギーを発症する可能性が高くなります。
また、体積がない分非常に軽いため静電気で集まりやすくなっています。
つまり、テレビなどの家電製品にも非常に集まりやすい性質があるため、コンセントなどに集まったほこりに静電気が発生し火災につながり非常に危険です。
このように危険な状態にならないためにも日々のお掃除が大切になってくるのです。
埃を発生させないために
埃を発生させないためには埃がたまらないようにする工夫が必要になってきます。
棚などに物を並べないようにしたり、布製品を減らしたり、テレビやソファがコンセントにかぶらないようにするなどちょっとした工夫で埃が発生しないようにすることができます。
何かコレクションをしている場合は埃が入らないようにケースやコレクションの棚にガラスの蓋をつけるなどすると埃を防ぐことができます。
火災などの予防のためにもしっかり対策をしていきたいですね。
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参考/おすすめサイト
・「ホコリ」とは何か|ダスキン
・ホコリはなぜ発生するの?|子供の化学のwebサイト
・ほこりの掃除方法。部屋のほこりを減らす対策・予防法を解説|カジタク