皆さんはお洗濯をするときに柔軟剤を使っていますか?
各メーカーからさまざまな種類の香りの柔軟剤が出ていてお気に入りの香りを使ってお洗濯をしているという方がほとんどだと思います。
そんな柔軟剤がお掃除に使えることをご存じでしょうか。
今回は柔軟剤を使ったお掃除方法をご紹介したいと思います。
柔軟剤がお掃除に使えるってどういうこと?

主にお洗濯の仕上げとして使われることが多い柔軟剤ですが、お掃除にも使えるとはどういうことなのか、ご紹介していきたいと思います。
静電気を抑える
柔軟剤は静電気を抑える効果があるため、ホコリの付着を防ぎたい場所に使えます。
くもり止め
ガラスや鏡にスプレーして吹き上げると、くもり止めやホコリの付着を防止する効果があります。
ぬめりの軽減
トイレのタンクに少量入れるだけで香りづけになり、更にぬめりの軽減にもなります。
ツヤ出し効果
ワックスの代わりにもなるので、艶出し効果も期待できます。
柔軟剤を使ったお掃除の注意点
柔軟剤がいろんなお掃除に使えることがわかりました。
しかし、柔軟剤は主にお洗濯に使うもののためお掃除に使う際にはいくつか注意が必要です。
使い過ぎに注意
柔軟剤には界面活性剤やシリコン、油分が含まれていることがあります。
そのため、使いすぎると表面に残って逆にベタつきの原因になり、逆にホコリを吸着してしまう原因になります。
柔軟剤を使ってお掃除する場合は必ず水で薄めて、お掃除し終わったら仕上げに乾拭きで拭き上げましょう。
滑りやすくなる
床(特にフローリング)のお掃除に使った場合、柔軟剤の成分が残ると足元が滑りやすくなることがあり、転倒する危険性があるので注意です。
柔軟剤を使ってお掃除した後は水拭きと乾拭きで仕上げましょう。
お子様やご高齢の方がいるご家庭では床への使用は避けるか最小限にしましょう。
変色や劣化の原因に
家具や家電などの表面に使う場合、柔軟剤の成分が反応してコーティングを劣化させたり、変色させる場合があります。
まず、柔軟剤を使ってお掃除する前に目立たないところで試してから使いましょう。
特に天然着、皮革、漆塗り、液晶画面などには使用を避けましょう。
ペットに有害なことがある
猫や犬などは人間よりも嗅覚が鋭く、また体の代謝も異なるため柔軟剤に含まれる香料や界面活性剤が、ペットにとって毒になることがあります。
ペットが触れる床やカーペット、クッションへの使用は避けましょう。
特に猫は芳香成分(フェノール類など)に弱いため、注意が必要です。
排水口やトイレに流しすぎない
柔軟剤には生分解性が低い成分が含まれていることがあり、大量に流すと排水管や環境に良くありません。
台所などには使用を避け、環境にやさしい中性洗剤と併せて使うのがおすすめです。
お掃除用柔軟剤スプレーの作り方

注意点に気を付けながらお掃除用柔軟剤スプレーを作ってみましょう。
基本のレシピ
【材料】
・柔軟剤:5~10ml(小さじ1~2)
・水:90~95ml
・スプレーボトル:1本(100ml以上のもの)
※香りが強い柔軟剤の場合は、柔軟剤を5ml以下にしてもOK。
【作り方】
1.スプレーボトルに柔軟剤を入れます。
必ず最初に柔軟剤を入れてください。
2.水を加えます。
水道水で問題ありませんが、気になる方は精製水を使用しても問題ありません。
3.ボトルを振ってよく混ぜます。
使用前に毎回軽く振ってから使いましょう。
使い方
柔らかい布やマイクロファイバークロスにスプレーして、テレビ台・家具・床・鏡・家電の外装などを拭きます。
拭いた後は、乾いた布で仕上げ拭きをするのがベストです。
香りを控えめにしたい、安全性が欲しい方には赤ちゃん用の無香料柔軟剤を使うと安心です。
わざわざ柔軟剤を計って使うのが面倒な場合は、中身がなくなった柔軟剤のボトルに水を入れて振って、スプレーボトルに移し替えて使えば無駄なく使いきることができますよ。
まとめ
柔軟剤の意外な使い方についていかがでしたか?
お掃除で使いきれなかった柔軟剤水はカーテンなどにスプレーすると芳香剤代わりにもなります。
物価高だからこそ、余すことなく使いたいですよね。
是非、柔軟剤をお掃除にも使ってみてくださいね!