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カーペットのお掃除方法|素材別お手入れ法と頻度|洗濯出来る?

皆さんのご家庭にはカーペットは敷いてありますか?
円形のものや毛足の長い物、冬場に敷くカーペットは暖かくホットカーペットを敷いているご家庭も多いのではないでしょうか?

そんなカーペットですが使っているご家庭では、季節の変わり目に交換したりしますよね?
カーペットは物によってはとても多きものですしなかなかしっかりとお掃除することが難しいものになります。
そこで今回はそのカーペットのお掃除方法についてご紹介していきたいと思います。

カーペットの素材

お掃除を始める前に、ご家庭に敷いてあるカーペットの素材を確認しましょう。
カーペットの素材によっては使えない洗剤や洗い方があるため必ず確認してからお掃除を行います。

ウールカーペット

ウールカーペットの最大の特徴は汚れが落としやすい点です。
ウールの表面はスケールと呼ばれ、うろこ状になっており水分をはじくという特性があります。
また、使い始めのウールカーペットは綿埃のような埃が出やすくなっています。
この埃は「遊び毛」と言って、使っていくうちに短い毛が余分な繊維として排出されそれと同時に繊維に付着した汚れも一緒に排出してくれるというメリットがあります。

余分な毛が排出されてしまっては残った毛が弱くなってしまうかと思いきや、丈夫な長い毛が残っているため、逆に使っていくほど洗練されていくようなイメージになります。

サイザル(麻)カーペット

麻を使ったカーペットになると冬場の暖かいシーズンよりも、夏場の暑い時期に使用することの方が多いかもしれません。
基本的に網目がざっくりとした荒い目になってくるので埃やゴミがたまりやすい欠点があります。
また、麻を使っているため水洗いすることができません。

アクリルカーペット

素材としては最もウールカーペットに近い素材です。
アクリルが使われているため撥水効果が高く、汚れても比較的簡単にお掃除ができます。
ウールの時に出る「遊び毛」も少ないため掃除機の負担にもなりにくい素材になります。

ナイロンカーペット

強度が強く、水分にふれても強度が落ちにくい素材です。
しかし、毛玉ができやすく静電気も帯びやすい素材になるためお手入れが難しい素材です。
毛玉ができてしまったときは、毛玉取り器などでのお手入れが必要になります。

ポリエステルカーペット

私たちの日常でも割と目にすることが多いポリエステル。
摩擦に強くしわになりにくい性質があり形態安定性が非常に高い素材です。

カーペットの素材がわからない時は?

購入したはいいものの、素材がわからない・・。
なんてこともありますよね。

そんな時はカーペットについているタグ、又はカーペットの裏側に張ってある洗濯表示を確認してお掃除するようにしましょう。
因みに、少し前に洗濯表示が昔と変わり困惑している方も多いのではないでしょうか。
今回は一部になりますが少しだけご紹介します。

桶のマーク 40

桶のマーク 40

40℃が限度 洗濯機「標準」
普通のお洗濯ができるマークになります。
※洗濯機により異なる場合があります。

因みに、「桶のマーク 40 下線」も同じ意味で、「桶のマーク 30 下線2本」になると30度が限度 洗濯機「弱」と言う意味になります。

桶のマーク 手

桶のマーク 手

40℃が限度 手洗い
手のマークが書かれている場合は洗濯機でのお洗濯はできません。

桶のマーク ×

桶のマーク ×

家庭での洗濯はできません。
家庭でのお洗濯はできない表示ですがクリーニングができる場合もあります。

〇の中にF

〇の中にF

石油系溶剤 ドライクリーニング 弱い処理
クリーニングでも弱い処理にはなりますがお掃除してもらうことが可能なので家庭でのお洗濯ができない場合はクリーニング店に持っていきましょう。

〇の中にP

〇の中にP

全ての溶剤 ドライクリーニング 通常処理
通常のクリーニングができる表示になります。

△のマーク

△のマーク

漂白剤の使用ができるマークです。

△マークの中に二本線

△マークの中に二本線

酸素系漂白剤の使用が可能。
塩素系漂白剤の使用はできません。

△マークに×

△マークに×

漂白剤は使えません。

一部にはなりますが洗濯表示の参考になれば幸いです。
これで、ご家庭のカーペットをどのようにお掃除してあげたらよいのかがわかってきましたね。

カーペット掃除の注意点

上記の洗濯表示に少し関連が出てきます。
基本的に天然繊維の物、例えばウール・麻・絹などが使われている物に関してはアルカリ性洗剤や漂白剤などの使用はできません。
天然繊維でできている物は基本的に弱酸性なので、真逆の性質を持つアルカリ性のものを使ってしまうと毛がパサパサになってしまったり、脱色してしまう原因になるからです。

化学繊維の物、例えばアクリル・ポリエステル・レーヨンのものに関しては基本的にはどの溶剤も使えるものが多いです。
しかし、漂白剤に関しては漂白剤自体に脱色作用があるためよっぽど汚れてしまったとき以外は使用を避けるようにしましょう。

早速カーペットをお掃除してみよう

今回は、洗濯機でのお掃除ではなく手洗いでお掃除する場合をご紹介したいと思います。
カーペットの大きさにもよりますが、小さめのものであれば洗濯機で洗うこともできます。
大きいものに関してはお風呂場の湯船を使ってあらっていきましょう。

[準備するもの]
・※40℃くらいのお湯
・洗濯用洗剤
・掃除機
・粘着シート(コロコロでOK)
・ヘアブラシ
・雑巾

①お風呂にカーペットが浸るくらいのお湯を貯めます。
※念入りにお掃除したい方は①から。そこまで念入りにする必要がなければ②から始めましょう。

②お湯を貯めている間に、カーペットにヘアブラシをかけます。
カーペットの色が濃くなる方向にブラシをかけていきましょう。

③ブラシをかけた後に掃除機をかけていきます。

④カーペットを水拭きしていきます。
しっかりと水気を絞った雑巾を使って、カーペットの色が濃くなる方向に雑巾で拭いていきましょう。

⑤拭き終わったら絡まっている髪の毛などを取り除くため、コロコロで取り除いていきます。
ある程度ほこりやゴミを取り除いて、きれいになっていればここまででも十分きれいになります。

⑥さらに念入りにお掃除したい場合は①で貯めたお風呂場のお湯にカーペットを入れ、洗濯用洗剤を入れて1~2時間ほどつけ置きします。

⑦浴槽の中でカーペットを踏み洗いしましょう。
この時表側だけではなく裏側も踏み洗いして汚れを落とします。

⑧汚れと洗剤が残らないようにしっかりとすすぎましょう。
この時も踏み洗いしながらすすぐとしっかりすすげます。

⑨浴槽の縁にかけて1時間ほど脱水します。
カーペットは大きいものが多く絞ることができないため、縁にかけて水分を落としていくことで脱水になります。

⑩風通しの良い日陰に干します。

カーペット自体が大きすぎると水洗いした際に水を吸ったカーペットが重くなって干すのが大変になる場合があるので大きさには要注意しましょう。
また、乾くのに時間を要するため晴れの日が続く日を選んでお掃除する必要があります。

カーペットのお掃除頻度

基本的にカーペットのお掃除頻度に決まりはありません。
強いて言うならば、季節が寒い季節から暑い季節に代わる、またその逆の時期に念入りにお掃除してあげましょう。
もっとこまめにお掃除したい場合は1~2か月くらいの頻度でお掃除してあげると清潔に保つことができますよ。
また、カーペットのお掃除専門の業者さんもいますので自分でお掃除するのが面倒な方やお掃除に不安のある方は専門の業者さんにお願いするのが一番安全にきれいにしてもらうことができますよ。

まとめ

今回はカーペットのお掃除方法についてご紹介しました。
下記サイトを参考にしておりますのでこちらも是非ご確認くださいね。

参考/おすすめリンク

覚えられない人のための「新洗濯表示」を細かく解説!|トクバイニュース
簡単なカーペットの掃除と汚れのお手入れ方法【完全版】|hagumi
カーペットをきれいにおそうじする方法|カーペットをおそうじして快適に過ごそう!|ダスキン
絨毯・カーペットの洗い方|自宅・コインランドリーで洗濯できる?クリーニングの方がいいの?
カーペットの洗い方を紹介!簡単に自宅のお風呂で洗うには|びっくりカーペット

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