冬になると気になる窓の結露。
朝起きたらびっしょり水滴が…という経験ありますよね。
お部屋の加湿に丁度いいかなと放置しておくとカビやダニの原因になったり、お部屋の傷みにもつながる場合があることをご存じでしょうか？
今回は、結露防止シートの正しい貼り方と、貼る前に欠かせない簡単なお掃除方法を紹介します。
結露を放置すると起こるトラブル
結露は見た目以上にお部屋へダメージを与えます。
湿気を好むカビやダニが増え、アレルギーの原因になったり水分がしみ込み、サッシや木枠が変色・劣化してしまうことも。
更に見えない場所にカビが生えると、部屋全体がジメジメするため最悪黴臭くなる原因にもなります。
結露＝カビの前兆と思って早めの対策をするようにしましょう。
結露防止シートを使うメリット・デメリット
メリット
- 窓に貼るだけで断熱効果がアップし、結露の発生を軽減することができます。
- 暖房効率が上がり節電効果も期待できます。
- デザイン入りタイプなら見た目もおしゃれです。
デメリット
- 貼り方が雑だと空気や水分が残りカビの原因になってしまいます。
- 長期間貼りっぱなしにするとのり跡や変色が残る場合があります。
- 定期的なチェックが必要です。
貼る前の準備＝掃除が一番大事！
これを怠ると、せっかくの防止シートも効果が半減してしまうので注意してくださいね。
貼る前にやっておきたい！簡単お掃除手順
結露防止シートを貼る前の下準備で、汚れ・水分・カビ菌をしっかりリセットしましょう。
準備するもの
- 台所用中性洗剤
- スプレーボトル
- 乾いたマイクロファイバークロスまたはティッシュ
- アルコールスプレー
- ホコリを落とす
乾いたクロスで窓ガラスとサッシ全体のホコリをサッと拭き取りましょう。中性洗剤で汚れ落とし
水100mlに対して中性洗剤を1滴混ぜ、スプレーして軽く拭きましょう。
指紋や皮脂汚れもスッキリします。 - 水拭き＆乾拭き
洗剤を拭き取ったら、水拭きで洗剤残りを除去し、乾いた布で完全に乾かしましょう。 - アルコールで除菌（カビ対策）
カビが生えやすいサッシや窓枠にアルコールを吹きかけて仕上げましょう。
ない場合はキッチン用除菌シートでも代用OKです。 - 完全に乾いてから結露防止シートを貼っていきましょう。
結露防止シートの正しい貼り方
- 貼る場所を決め、位置を軽くマスキングテープで仮止めしましょう。
- 台紙を少しずつはがしながら、ヘラやカードで空気を抜くように貼りましょう。
- 端をしっかり押さえて密着。気泡が入ったら中央から外に空気をしっかり逃がしましょう。
- 貼った直後に水分がつくと剥がれやすいので、半日ほどは窓を開けずに乾かしましょう。
お手入れ＆交換のタイミング
- 1シーズン（約3〜4か月）を目安に貼り替えましょう。
- 時々、端にカビや水滴がついていないかチェックしましょう。
- カビがついた場合はすぐにはがして掃除するようにしましょう。
自分では落としきれない時は
掃除してもすぐカビが出る。
窓まわりが黒ずんで取れない。
そんな時は、プロのハウスクリーニングにおまかせを。
専門の洗剤や高温スチームで、目に見えないカビや汚れも根こそぎ除去してくれます。
自分で何度掃除しても改善しない…そんな時は、シーズン前のクリーニングで快適な冬を迎えましょう。
まとめ
最近はすっかり肌寒い日が増えましたね。
室内と外の気温差や加湿器の使用で結露が目立ち、夏場は気にならなかったカビがお部屋にも生えやすくなっています。
アレルギーの元にもなってしまうので、加湿器は丁度良い湿度を保ち時々換気を忘れずに結露したらしっかり除去して家族の健康を守りましょう！