皆さんのご自宅に電気ケトルは置いてありますか?
やかんやポットでお湯を沸かすよりも早くお湯が沸いてとても便利ですよね。
最近では料理や飲み物に使う最適な温度に設定してお湯を沸かしてくれるケトルも販売されています。
そんな電気ケトルですが、皆さんはお掃除できていますか?
お湯を沸かすだけなので意外とお掃除まで気が回っていないことも多いはず。
今回はそんな電気ケトルのお掃除方法についてご紹介します。
電気ケトルにはどんな汚れがついている?
普段使用している電気ケトルには、どのような汚れが付きやすくなっているのでしょうか。
一覧でまとめてご紹介します。
- カルキ(ミネラルの蓄積)
硬水を使用する地域で特に多く見られる白い斑点や層のことで、水が蒸発する際に残るミネラルが原因で電気ケトル以外にも、ポットや加湿器の中によく見られます。
(硬水以外でもカルキは発生します。) - カビ
長期間使用しなかった場合や、水を残して放置した場合に発生することが多く、特に湿度の高く湿気が多い環境でカビが繁殖しや少なっています。 - 水垢や皮脂汚れ
お湯を注ぐ際にこぼれた水が水垢となって残ったり、皮脂汚れは電気ケトルを持つ部分に最も付着しやすくなっています。
電気ケトルをお手入れするときの注意点
電気ケトルの汚れの原因がわかったところで、早速お手入れに入りたいところですが
いくつか注意点があるので確認しておきましょう。
- 電源を切る
感電や火傷の恐れがあるため、お手入れ前に必ず電源プラグを抜き、ケトルが冷えていることを確認しましょう。 - 研磨剤や硬いブラシの使用を避ける
金属たわしや研磨剤、硬いブラシは、ケトルの内外部を傷つける可能性があります。
柔らかい布やスポンジを使用しましょう。 - 適切な洗浄剤の使用
酢やクエン酸は一般的に安全ですが、使用後はしっかりとすすぎ、酢やクエン酸の洗いの腰がないようにしましょう。 - 電気部分に水がかからないようにする
ケトルの電気部分や電源プラグ部分に水がかからないように注意しましょう。
水がかかるとショートや故障の原因に繋がります。 - しっかりと乾燥させる
内部や外部を洗った後は、完全に乾燥させてから再度使用しましょう。
湿気が残っていると、ケトルの故障に繋がる場合があります。 - 取扱説明書を確認する
ケトルの機種によっては、特定の手入れ方法や使用できない洗剤が記載されている場合があります。
必ず取扱説明書を確認するようにしましょう。
電気ケトルのお掃除を始めてみよう
注意点をしっかり確認したうえで、早速お手入れしてみましょう。
【準備するもの】
・柔らかいタオル又は布
・お酢又はクエン酸
・水
酢を使った方法
- ケトルに酢と水を1:1の割合で入れ、ケトル内がいっぱいになる線まで水を入れます。
- ケトルを沸騰させ、その後30分程度放置します。
- 酢水を捨て、水でケトルを数回洗い流し、再度水をいっぱいまで入れて沸騰させて捨てます。
クエン酸を使った方法
- ケトルに水を入れ、クエン酸を小さじ1〜2杯いれます。
- ケトルを沸騰させ、その後30分程度放置します。
- クエン酸水を捨て、清水でケトルを数回洗い流し、再度水をいっぱいまで入れて再度沸騰させて捨てます。
お酢やクエン酸を使ったお手入れ方法はケトル内にカビが生えてしまったときにも効果的です。
塩素系漂白剤などの強い洗剤を使うのはケトルの故障につながる可能性があるので絶対にやめましょう。
また、お酢やクエン酸ではなく重曹を使ってお手入れすることも可能ですが重曹は研磨性があるため使用するときは少量の使用をお勧めします。
電気ケトルのお手入れ頻度はどのくらい?
電気ケトルのお手入れ頻度は使用頻度や水質によって変わります。
日常のお手入れ
- 毎回使用後
使用後に毎回、残った水を捨て、軽くすすいで乾かすことで、汚れやカルキの蓄積を防ぎます。
また、週に一度内部を水で洗い柔らかい布で外部を拭くことで、さらに清潔に保つことができます。 - 定期的な深いお手入れ
月に一度、酢やクエン酸を使用して内部に溜まったカルキやミネラルを落としましょう。
特に硬水地域では、カルキの蓄積が早いため、月に1回程度の頻度で行うと良いでしょう。
状況に応じたお手入れ
ケトルの内部に白い斑点や層が見えたら、その都度酢やクエン酸を使ったお手入れを行いましょう。
また、使用中にお湯の味や匂いに違和感を感じたら、早めに内部の清掃を行いましょう。
長期間使用しない場合
しばらく使用しない場合は、内部をしっかりと乾かしてから直射日光の当たらない風通しのいい場所に保管し、再使用時に一度清掃してから使用します。
上記のお手入れ頻度は目安であり、使用状況や水質に応じて調整することが重要になってきます。
まとめ
定期的なお手入れを行うことで、日々使用している電気ケトルの寿命を延ばし、常に清潔で美味しいお湯を楽しむことができます。
家族の健康を守るためにも時間のあるときにお手入れできるといいですね!