小学校や幼稚園に通っているお子様がいるご家庭で体育の授業があると紅白帽子を使っている子も多いのではないでしょうか。
紅白帽子は上履きなどとは違い、頻繁に持って帰ってくることが少ない物なので、たまに持ち帰ってきたかと思うとかなりシミがついていて中々洗っても落ちきらないこともありますよね。
帽子にはつばがついていて洗濯機で洗ってしまうと型崩れの原因にもなってしまいます。
この少々お手入れが面倒な紅白帽子のお手入れ方法について、今回はご紹介していきます。
紅白帽子の種類
ここ最近の紅白帽子は昔と違って少々進化してきています。
どんな進化を遂げているかと言うと紫外線をカットしたり、首の後ろが焼けてしまわないように布がついていたり、汗で大変蒸れやすくなる部分でもあるので通気性がよくなるようメッシュになっている帽子もあるんです。
近年では地球温暖化の影響か5月ころから気温がぐんぐん上がって暑い日が多くなっています。
そんな気温上昇に対抗するため紅白帽子も冷感接触のものも出てきています。
紅白帽子は基本的にリバーシブル使用で赤と白両方使えるようになっています。
その分帽子に使われている布の量も2倍になり、赤も白も両方使って学校でしばらくの間保管されている状態になるため、汚れが蓄積しやすくシミになってなかなか落ちなくなってしまう原因となってしまうのです。
紅白帽子のお手入れ方法
それでは、早速お手入れしていきましょう。
まず基本的に紅白帽子はつばがついているので手洗いするようにしましょう。
洗濯機でも洗えますが、後々帽子が型崩れしたり首元のゴム部分が伸びきってしまうなど劣化を速めてしまう原因になるので使用を控えるのが無難です。
紅白帽子の基本の洗い方
[必要なもの]
・バケツ
・ぬるま湯
・洗濯洗剤
・ゴム手袋
①まずは洗剤などで手が荒れないようにゴム手袋で保護します。
②バケツに30~40℃くらいのぬるま湯を張って洗濯洗剤を入れましょう。
③最初につばの部分の方が崩れないようになで洗いします。
④その後つば以外の部分をもみ洗いしましょう。
⑤洗い終わったら洗剤成分が残らないようにしっかりすすぎます。
※洗剤が残っていると日に当たった時の紫外線が洗剤のアルカリ成分に反応して黄ばみの原因になります。
⑥すすぎ終わったら洗濯機の脱水にかけてしっかり水が切れたら通気性の良い日陰で干しましょう。
※直射日光に当ててしまうと色の濃い赤の部分が日焼けしてしまう可能性があるので気をつけましょう。
汚れがひどい場合
[必要なもの]
・バケツ
・ぬるま湯
・洗濯洗剤
・固形石鹸
・歯ブラシ
・ゴム手袋
①最初に防止についている砂埃や泥汚れを落とします。
泥汚れはしっかりと泥の部分を乾かして砂の状態にしてからはたきます。
②砂や泥をはたききったら帽子をぬるま湯につける前にしみや黄ばみが気になる部分を固形せっけんでこすっていきます。
③バケツにぬるま湯をはり最初につばの部分を洗いましょう。
つばの部分はもみ洗いしてしまうと型崩れしてしまうので歯ブラシで優しく汚れのひどい部分を洗いましょう。
④つばを洗い終わったらつば以外の部分をもみ洗いしていきます。
ぬるま湯につける前に固形せっけんでこすっているので繊維の奥まで石鹸の成分が入り汚れを乳化させてくれているのでこれだけでもかなりきれいになります。
⑤洗い終わったら石鹸や洗剤の成分が残らないようにしっかりとすすぎましょう。
⑥すすぎ終わったら洗濯機の脱水にかけてしっかり水が切れたら通気性の良い日陰で干しましょう。
※直射日光に当ててしまうと色の濃い赤の部分が日焼けしてしまう可能性があるので気をつけましょう。
固形石鹸や洗濯洗剤でも落ちないシミには
汗や皮脂で蓄積したシミが固形石鹸や洗濯洗剤を使っても落ちきらない場合もありますよね。
そんな時は酸素系漂白剤と重曹を使いましょう。
塩素系漂白剤を使ってしまうと紅白帽子の赤い部分が白くなってしまうので絶対使わないようにしましょう。
重曹は天然由来の成分でできているので小さいお子様が使う帽子には最適です。
[必要なもの]
・バケツ
・ぬるま湯
・酸素系漂白剤
・重曹
・歯ブラシ
・ゴム手袋
①漂白剤を使うのでお手入れをする前に必ずゴム手袋をしましょう。
②つけ置きをするのでバケツに張るぬるま湯と酸素系漂白剤の量はボトルに書かれている量を目安にします。
③1~2時間程度帽子を着け置きしましょう。
④着け置き後、汚れの気になる部分に重曹を振りかけて歯ブラシで擦ります。
⑤バケツのお水を入れ替え、新しいぬるま湯をはってしっかりすすぎます。
⑥すすぎ終わったら洗濯機の脱水機能を使って軽く脱水し水気をしっかりと切りましょう。
⑦水気をしっかり切ったら通気性のいい日陰に干しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は紅白帽子のお掃除・お手入れ方法についてご紹介しました。
お子様が使う紅白帽子を長く使ってもらうためにも型崩れや色落ちがないよう洗ってあげましょうね。