お子様のいるご家庭などでよくあるのがシールのいたずら。
きれいにはがれるシールもありますが、中にははがそうとすると粘着の部分だけ残ってしまってべたべたが取りきれないことよくありませんか?
そこで今回は、シールのべたべた・シール跡をきれいにする方法をご紹介します。
どうしてべたべたの部分だけ残ってしまう?
シールのべたべたですが、時間がたつほどはがれにくくなります。
この粘着質な素材は時間とともに粘着性が弱くなるのではなく空気中に浮遊しているほこりなどがくっつき、放っておくと固形化して余計にはがれにくくなってしまいます。
また、張ったシールが冷えてしまったり、はがすときに真上に引っ張ったり素早くはがしてしまうとべたべただけが残ってしまう原因になります。
粘着力をなくすには?
シールの粘着力は「水」と「熱」に弱い性質があります。
はがしたいと思うべたべたの部分に水分や熱を加えることで粘着力が弱くなるため、きれいにはがすことができます。
シールのべたべたをはがすときの注意
シールが貼られている場所をしっかり確認しましょう。
素材によっては水分や熱を当てることによって素材が破損してしまう場合があります。
シールはがしの溶剤などもありますが、化学反応を起こして変色したりするため使うときにはそのはがしたい部分の素材をよくチェックしてください。
早速落シールのベタベタを落としてみよう
お水でのシールの落とし方
まずはいちばんやさしい水を使ってシールのべたべたを落としてみましょう。
[準備するもの]
水
サランラップ
[あると便利なもの]
台所用中性洗剤またはセスキ炭酸ソーダ
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①まず、はがしたいシールを水でふやかします。べたべたした部分だけでも、シール全体でも大丈夫なので、粘着成分を水分で弱めていきましょう。
②水分が乾いてしまわないように、ふやかした部分にサランラップをかけてパックしていきます。
③10~20分ほど放置したら端っこからゆっくりシールをはがしていきます。
☆べたべただけ残ってしまったら?
水を使ってもべたべただけ残ってしまう場合もあります。
そんな時は台所用洗剤やセスキ炭酸ソーダを使います。
④べたべたした部分に中性洗剤または水に溶かして作ったセスキ炭酸ソーダの水溶液を汚れの部分につけて再度ラップでパックします。
⑤10~20分ほど置いてスポンジなどでこすってみましょう。
上記がお水を使った簡単なはがし方になります。
それでは、材質上お水を使うのが難しい場合はどうやって対処したらよいのでしょうか?
ドライヤーでのシールの落とし方
次に、ドライヤーを使ったシールのはがし方をご紹介します。
[準備するもの]
ドライヤー
ここで注意すべきは「粘着力は冷えてしまうとはがれにくくなる」こと。
ドライヤーで温めた部分が温かいうちにシールをはがす必要があります。
①まずドライヤーで10~20秒ほどべたべたした部分またはシール全体を温めていきます。
②温めた部分が温かいうちにはがしていきましょう。
この方法は、水分でふやかすことができないシール(樹脂などでコーティングされているぷっくりしたシール)をはがしたいときにも使える方法です。
上記がドライヤーの熱を使ったシールのはがし方になります。
基本的には上記のやり方ではがす方が材質などをあまり気にせずはがせる方法になります。
他にもハンドクリームやお酢、除光液を使ったはがし方もありますが材質によってはあまり推奨できない落とし方になってきます。
特に除光液はアセトンで作られているため樹脂が溶けてしまいます。
お子さんが口にするおもちゃや樹脂成分でできている家具などには使用することができません。
ハンドクリームは油分が含まれているためべたべたした部分に有効ですが、材質によってはシミになってしまう恐れがあるため油分がしみ込みやすいような部分には使用を控えましょう。
お酢も成分が酸性になるため、塗料がぬられた部分などに使ってしまうと化学反応を起こし変形や変色を起こす場合があります。
また、お酢のにおいが強いためしっかり換気を行いながらやる必要があります。
まとめ|シール跡は綺麗に落ちる
いかがでしたでしょうか。
小さなお子様がいるご家庭ではシール遊びはよくあるものですよね。
もし張ってはいけない部分にシールを張られてしまっても、はがす方法がわかっていれば少しは気持ちも楽になるのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
参考/お勧めサイト
・シールのベタベタの取り方|粘着を剥がすおすすめのアイテムは?|コジカジ
・ベタベタもきれいに!シールを上手に剥がす方法4選|カジタク